幅広い合意形成へ総力

公明新聞:2013年1月16日(水)付

党大阪府本部の新春年賀会であいさつする山口代表=15日 大阪市党大阪府本部の新春年賀会であいさつする山口代表=15日 大阪市

山口代表 アジア諸国と関係強固に
大阪、奈良で年賀会

公明党の山口那津男代表は15日、大阪市内で開催された大阪府本部(佐藤茂樹代表=衆院議員)の新春年賀会に、北側一雄(衆院議員)、白浜一良(参院議員)の両副代表と共に出席し、あいさつした。佐藤氏のほか、国重徹、伊佐進一、浮島智子、樋口尚也、濱村進の各衆院議員、山本かなえ(参院選予定候補=比例区)、石川博崇の両参院議員、杉ひさたけ党国際局次長(同=大阪選挙区)らが参加した。

山口代表は、「連立政権の最優先課題は経済の再生と震災復興の加速だ」と強調。公明党が主張し、自公で合意に達した大型補正予算を一日も早く実行し、国民生活が息切れしないよう、本予算の成立もできるだけ急ぐべきだと力説した。

また、税制改正や大阪都構想など今後の政策の遂行に当たって、「国政は自公、大阪は維(維新)公」と言われていることに触れ、「あまり区別する必要はないのではないか。幅広い合意をつくることが政治の基本であり、国民の期待に応えることが重要だ」と指摘した。

これに先立ち、杉氏は「公認会計士の経験を生かし、経済の回復に全力で闘いたい」、山本さんは「女性議員が元気な公明党の先頭に立ち、日本再建を進める」と、参院選必勝へ決意を表明した。

来賓の竹本直一自民党大阪府連会長、松井一郎大阪府知事、橋下徹大阪市長、小池俊二日本商工連盟大阪地区代表があいさつした。

一方、党奈良県本部(岡史朗代表=県議)の新春年賀会も同日、奈良市内で行われ、山口代表が出席した。

この中で、山口代表は安倍晋三首相が東南アジア諸国を歴訪することに言及。「経済成長が著しい東南アジア諸国と強固な関係を結ぶことは経済はもちろん、アジアの平和と安定のためにもなくてはならない布石となる」との見方を示す一方、「近隣諸国との関係改善には与党・政府が連携し、国民の幅広い声をつかみ、果断に動くことだ」と述べた。

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