国民とともに 公明党の副大臣

公明新聞:2013年1月8日(火)付

浜田昌良氏浜田昌良氏

被災地に寄り添い復興を加速
復興副大臣 浜田昌良氏

―就任の抱負を。

東日本大震災の復興と福島の再生が最優先課題であることは論を待ちません。前代未聞の災害であるからこそ、現場に常駐し、被災者一人一人の思いに徹して寄り添い、行政が対応していくための手足になって働いていきます。

また、復興のスピードを上げることが急務です。寄り添う姿勢と矛盾しているようですが、二つをいかに両立させていくかを念頭に、政府を挙げて取り組んでいきます。

―被災地ではいまだに課題が山積みです。

前政権は、現場とかけ離れた対応に終始して復興の遅れを招き、被災者の信頼を失いました。

復興加速はわれわれに課せられた命題ですが、一刀両断で問題を解決するような“名刀”はありません。政府として、復興施策の多様なメニューを用意し、被災者一人一人の満足度が少しでも上がり、合意が形成されるような丁寧な対応に努めていきます。

―福島県を担当することになりましたが。

私は、福島復興再生特別措置法を策定する際の党の実務者として関わってきたほか、毎月のように福島を訪問するなど、福島の再生に力を注いできました。今後は現場の状況変化に応じて、既存の制度で解決が困難な場合は、新たな前例をつくるような姿勢で臨んでいきます。

まずは、昨年12月28日に福島県から避難区域での農業再開を支援する基金制度創設の要請を受けたので、補正予算で対応できるよう、復興庁として全力を挙げていきます。

被災地に軸足を置き、役所との垣根をどう乗り越えていくかがわれわれの役目です。政府で方向性を勝手に決めていくことなく、住民や自治体が納得いただけるように、プロセス自体も相談しながら進めていきたいと思います。

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