10兆円規模の「補正」を

公明新聞:2012年11月22日(木)付

景気回復をめざし必勝を期す国重氏への支援を訴える山口代表と自民党の石破幹事長=21日 大阪市景気回復をめざし必勝を期す国重氏(中)への支援を訴える山口代表(右)と自民党の石破幹事長=21日 大阪市

新しい政権で経済再建
山口代表が見解 衆院選必勝へ国重氏決意
大阪市

公明党の山口那津男代表は21日夕、国重とおる青年局次長(衆院選予定候補=大阪5区)と共に、大阪市淀川区で開かれた「日本再建・時局講演会」に出席し、衆院選必勝の決意を訴え、支援を呼び掛けた。自民党の石破茂幹事長が応援に駆け付け、あいさつした。

山口代表は、景気判断の下方修正が続いていることを挙げ、民主党政権の経済無策を批判。公明党が景気・雇用対策として実現をめざす「命を守る防災・減災ニューディール」について、「一番即効性があり、日本の力を育てるための重要な対策」と力説した。

その上で、山口代表は「今回の選挙で信を得た政権が、緊急対策として大型の補正予算をつくっていかなければならない」と強調。防災・減災に加え、再生可能エネルギーや省エネルギーの技術開発と普及、政策金融を活用した中小企業への資金繰り支援などを例示し、「10兆円程度の予算を組まなければ日本を立ち上がらせることはできない」と述べ、緊急経済対策として10兆円規模の補正予算が必要との見解を示した。

さらに「中長期的な取り組みも必要であり、2年くらいの間に実質2%、名目3~4%(程度の)成長の目標を見定めて対策をやっていく」と述べ、公明党が日本経済再建の先頭に立って闘う決意を表明した。

これに先立ち登壇した国重氏は、弁護士として不況と闘う中小企業の経営支援に取り組んできた自身の経験を踏まえ、「あすへの希望を感じられる社会をつくるため、全力で働く」と勝利を誓った。

石破自民幹事長は民主党マニフェスト(政権公約)が総崩れになったことを指摘し、3年余りの民主党政権を厳しく批判。「今回は絶対に負けられない戦い。自民党の総力を挙げる」と述べ、国重氏の勝利へ、力強い支援を訴えた。

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