与党は審議環境整えよ

公明新聞:2012年10月27日(土)付

山口代表

公明党の山口那津男代表は26日夜、仙台市内で記者団の質問に答え、29日召集の臨時国会への対応などについて、大要、次のような見解を述べた。

一、(与党内で野党が欠席しても衆院で首相の所信表明演説を強行するとの意見が出ていることについて)国会の歴史において異常な事態だ。野党の理解を得る努力もしないまま、一方的に開会を決めて踏み出そうとしている。国会のルール無視であり、国民にも誤った対応をしている。(与党は)考え直して、円満に充実した、かみ合った議論ができる環境を整えるべきだとあらためて強く申し上げたい。

一、(衆院で所信表明演説が行われた場合に出席するかどうかの対応について)参院では問責決議が可決されたままになっている。首相が問責対象となり、国会をまたいで登場する事例は初めてになる。それでこうした強引な運営をすることには厳しい見方が参院にはある。それらも含めて、各野党の対応も見ながら最終的に検討していきたい。

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