拙速な交渉参加は反対

公明新聞:2012年10月12日(金)付

あいさつする石井政調会長=11日 都内あいさつする石井政調会長=11日 都内

石井政調会長 JA全中の大会で訴え
TPP


公明党の石井啓一政務調査会長は11日、都内で開かれた全国農業協同組合中央会(JA全中、萬歳章会長)の第26回全国大会に出席し、あいさつした。

石井政調会長は、東日本大震災の発生から1年7カ月が経過したにもかかわらず、被災地の生活や農業が本格的に回復していないことに触れ、「復興に全力を尽くしていく」と決意を述べた。

環太平洋連携協定(TPP)に関しては、「農業に加えて医療、金融など国民生活のあらゆる分野に大きな影響をもたらす」と指摘。

一方、事前の協議状況や具体的な影響が国民に広く知られていない状態でTPP交渉に参加することについては「情報開示がない、国民的な議論もないままで拙速に参加を決めることは公明党として断固反対する」と強調した。

また石井政調会長は、日本の食料供給能力の強化へ、「担い手確保や耕作放棄地の解消といった課題を解決し、農業を発展させることが大事だ」と語った。

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