先端の“がん治療”学ぶ

公明新聞:2012年5月10日(木)付

原子炉やがんの治療設備などを視察する、いさ氏ら=9日 大阪・熊取町原子炉やがんの治療設備などを視察する、いさ氏(手前から2人目)ら=9日 大阪・熊取町

生存率向上 いさ氏が研究所視察
大阪・熊取町

公明党のいさ進一党青年局次長(次期衆院選予定候補=大阪6区)と大阪府議らは9日、大阪府熊取町にある京都大学原子炉実験所を訪れ、がんの最先端治療として注目されるホウ素中性子捕捉療法の施設を視察した。

同療法は、ホウ素化合物の薬剤をがん細胞に取り込ませ、中性子と反応させることによって、正常な細胞を傷つけることなく、がん細胞のみを破壊できる治療法。体への負担が少なく、脳腫瘍など悪性度の高いがん治療に効果的という。

同実験所附属粒子線腫瘍学研究センター長の小野公二教授によると、悪性がん患者の治癒や生存率の向上に結び付いているという。

視察後、いさ氏は「今まで治せなかった患者が回復するなど、イノベーション(技術革新)の重要性を実感した。命を守る技術の開発を応援していきたい」と抱負を語った。

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