全国初 有料路線バスにEV(電気自動車)

公明新聞:2012年4月17日(火)付

電気バスと急速充電器を視察する羽村市議会公明党のメンバー電気バスと急速充電器を視察する羽村市議会公明党のメンバー

CO2、NOχを大幅低減
環境にやさしい街へ 公明が後押し
東京・羽村市

二酸化炭素(CO2)削減効果の高さで注目を集める電気自動車(EV)。東京都羽村市では先月から、路線バス「はむらん」にEVの小型バスを導入し、新路線での運行を開始した。電気バス導入については、市議会公明党(石居尚郎幹事長)が強力に後押し。国土交通省自動車局によれば、電気バスが有料の路線バスとして実用運行されるのは全国初という。

「これが電気バスなんだね。初めて乗ったわ」「やっぱり、これからは環境のことを考えなきゃね」

JR羽村駅東口から乗車した羽村市在住の森田敏子さん、田中光代さんは、電気バスの感想を語り合っていた。

これまで「はむらん」は、コミュニティバスとして市内各所を結ぶ三つのコースで利用されてきたが、CO2の排出量が少ない電気バスの導入によって環境への取り組みに貢献できることから、市は新たに設けた路線での実用化に踏み切った。

3月末までに購入・運行を実現したことで、国の「電気自動車による公共交通のグリーン化促進事業」と、東京都の「地球温暖化対策等推進のための区市町村補助金」の対象になり、車両と充電器の購入費用は国と都から全額補助された。このため、市の負担は約160万円に抑えることができた。

この電気バスは、市役所を起点・終点にし、羽村駅や小作駅を結ぶ「羽村中央コース」で運行されている。定員は36人で最高速度は時速60キロ。運賃は100円で未就学児は無料。1日7便を運行し、7.34キロの区間を34?40分で走る。

リチウムイオン電池に蓄電するため、市役所で1便につき約20分間の充電を急速充電器で行う。従来のディーゼルバスに比べて、CO2は約60%、窒素酸化物(NOχ)は約90%低減できる。

市議会公明党の西川美佐保議員は、2008年12月定例会で「はむらん」に環境に配慮した車両を導入し、「エコバス」としてアピールすることを主張するなど、市の取り組みを後押ししてきた。

「音が静かで、走り方もスムーズ。排気ガスも出なくていいわ」。森田さんと田中さんは、笑顔で途中下車した。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

新聞の定期購読