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部会長に聞く

公明新聞:2009年11月23日付

新型インフル不安解消が第一
持続可能な医療制度めざす

 ??新型インフルエンザが猛威を振るっている。

 渡辺孝男厚生労働部会長 蔓延期に入ったとも言われています。学級閉鎖なども相次ぎ、国民の間に大きな不安が広がっています。ただ、ウイルスの感染性は高いものの、毒性は発生前に懸念していたほど強くなく、季節性のウイルスと大差がないことが分かっています。今後は重症化を防ぐために、ワクチン接種を進めていくことが世界的な流れにもなっています。

 ??日本の対応は。

 渡辺 国内では優先順位を決め、ワクチン接種が始まりました。先日、厚労省は高校生以下の年齢層を除き、接種回数は1回と決定しましたが、結論に至るまでに政府の認識が二転三転し、混乱を与えたことは残念です。

 ??ワクチンの副作用(副反応)は大丈夫か。

 渡辺 まれに発熱などの副反応が起きる程度でしょう。厚労省の検討会は21日、ワクチンの安全性は十分との評価をまとめました。接種後に死亡した事例も報じられていますが、いずれも「持病が原因」などとされています。ただ、因果関係が明らかな場合の補償については、きちんと行うべきです。公明党は国民が不安なくワクチン接種できるよう、徹底した情報公開を主張していきます。

 ??一方、民主党は長寿(後期高齢者)医療制度の見直しを進めている。

 渡辺 長妻昭厚労相は同制度の廃止後、従来の老人保健制度に戻すのではなく、新制度への移行を検討しているようです。公明党も、多くの問題が指摘されてきた老健制度では国民にとって何のプラスにもならないと考えています。民主党が考える新制度の中身と、移行時期を示した工程表を早急に公表するよう求めています。

 ??高齢者医療をめぐる課題は。

 渡辺 医療サービスと負担のあり方、高齢世代と現役世代の負担のバランスなどが挙げられます。新政権は十年来の議論であった長寿医療制度を今後どうするのか。どのような制度であれ、高齢者に適切な医療サービスを提供することが第一です。与野党の知恵を結集して、持続可能な制度を構築しなければなりません。

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