公明ニュース


汚染水対策、着実に前進(2016年5月31日(火)付)
作業環境の改善も
東電福島第1原発で井上幹事長ら

東電福島第1原発5号機のペデスタル内に入り担当者から説明を受ける井上幹事長ら=30日


公明党の井上義久幹事長らは30日、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の敷地内を視察し、汚染水対策や廃炉に向けた取り組みの進ちょく状況などを調査した。党原発災害対策本部長の斉藤鉄夫幹事長代行や、甚野源次郎同県本部代表、安部泰男、伊藤達也の両県議が同行した。党としての現地視察は昨年9月以来、5度目。

井上幹事長らは、5号機格納容器下部にあるペデスタル(圧力容器を支える基礎部分)内に入り、実際の構造を見ながら、今後の1~3号機の溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)取り出しに向けた課題などについて、担当者から説明を受けた。

その後、バスの車内から汚染水対策の柱となる原子炉建屋内への地下水流入を防ぐ「凍土遮水壁」の現場を確認し、凍土壁の凍結プラントで運用状況も調査した。また、作業員の労働環境について、全面マスクの着用エリアが縮小し、軽装で作業できるエリアが拡大している実態のほか、大型休憩所内の食堂や3月1日に開店したコンビニエンスストアなど、着実に環境改善が進む状況も見て回った。

免震重要棟では、井上幹事長が「今後も健康に留意し、使命感を持って安全に作業を進めていただきたい」と作業員を激励した。

視察後、井上幹事長は「廃炉工程には大きな困難があることがあらためて分かったが、汚染水対策など全体的には着実に進んでいる。引き続き、あらゆる技術を総動員して東電と共に国が責任を持って取り組まなければならない」と語った。

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