一般質問① 財政力と市民サービスの向上同時にしよう
平成30年度第2回定例会で一般質問させていただきました。
5項目ありましたが、順次ご報告させていただきます。
7億円もの緊急財政対策が実行された本年は、課題が多い年となりました。
財政再建は本来、社会情勢の変化に対応し
自らの力で切り開く強い実行力で進めていかなくては成し遂げられないと考えます。
公共施設マネジメントを見直しし、今まで検討から外していた施設も入れた施設の利活用、
長寿命化、統廃合や人口増加に向けての新たな資源の発掘などで
財政力の向上を進めていく思い切った改革を求めたいと思います。
財政にゆとりがある高度成長期時代は終わり
超高齢化と人口減少が急速に進む成熟期の現在は
急激な社会状況の変化で、準備する時間が足りなくなっています。
しかしながら、行政の組織には現在も従来の考え方が根強いようです。
各自治体が地域の事情に応える政策・施策を
迅速に考えなければならない時代になっています。
何もしなければリスクが大きくなるのではと懸念しています。
明確な目標や期日を設定し、
達成のために知恵を振り絞る果敢な挑戦の姿勢を見せること。
緊急財政対策を執行した本市の信頼回復のために、
きっと市民に伝わり、安心感を与えると思います。
質問① 公共施設等総合管理計画について
公共施設等総合管理計画は、予定よりも大幅に遅れているとのご答弁でした。
10年サイクルの計画で、人口減少の進む社会情勢の変化に対応する計画です。
全施設を検討の土台に載せていくべきであります。
体験学習施設スマイルは、平成26年完成の新しい施設ですが、
利用実態を調べてみました。
☆スマイルを利用対象の子どもの人口は
30年1月の人口統計で5歳から19歳は7293人
5年後は、0歳~4歳児をスライドさせると6690人となり
スマイル利用対象者が603人減少します。
また、本市の人口推計では、
7年後の2025年は5860人とあり1433人の減少が予測され現在の80%になります。
12年後は5013人。2280人減少 68%まで下がるのです。
たった12年後の話です。
☆スマイルの稼働率は
スマイル稼働率 9時から13時の一般開放は30% 子どもの利用は30%
特に利用の少ないのは、プレイルームなど10%をきる部屋が大半を占めています。
→他の機能を入れるスペースがある
☆一方、子育て支援センターが桜山1丁目にあり、
親子で気軽に立ち寄って、遊んだりくつろいだりできる場所になっています。
利用者数は、年間10879人。スマイルにあるホットスペースの13277人より少ない。
これは、公園の機能や池子ホットスペースもあるスマイルにも
未就学児のお子さん連れが多くみられ、関連する事業もあるのが理由と考えられます。
→スマイルに「子育て支援のセンター的機能」を位置付けし、
子育て支援センター、ファミリーサポートセンターとの統合 を提案したいと思いますが
公共施設等総合管理計画でいち早く検討できるか提案しました。
メリット
① 0歳から18歳までの子どものトータルサポートができる
② 1か所にまとめることで維持管理費の縮小が図られる
③ 大人のスマイル利用者によるファミサポ支援会員の増加など
ファミサポ利用率の向上が期待される。
④ 子育て支援センターとファミリーサポートセンターの再利用
デメリット
スペースが狭くなる→逗子アリーナの利用 隣の逗子アリーナの会議室も稼働率は20%台
交通の便が若干悪くなる→市内5か所のホットスペースの有効利用
市側は、当初、検討課題には入れられないと消極的な姿勢でした。
しかしながら、データを見れば
10億円もかけた施設が今後施設管理費などで
財政負担になっていくのは一目瞭然です。
今から検討して、子育て支援総合センターの拠点として稼働させ
支援を手厚くした方が市民にもメリットがあります。
今日現場であるスマイルに伺いました。
小さなお子さん連れのお母様方がたくさんいて、夏の陽気に水遊びする姿もみられました。
6ヶ月の赤ちゃんを連れたお母さんは、カフェでランチしていました。
「外に出ていると子どもも穏やかで、今お友達も探しています。」
スマイルで育った赤ちゃんが、小学生になってまたスマイルで育つ!