決算審査から予算審査 市民に説明できるには
本会議5日目が終わりました。
一般質問に5人の議員が登壇しいろいろな議論がありました。
公明党の田中議員の質問は、
必要とされている事業でも時期を遅らせるなど
歳出の制限をかけ、歳入の範囲で予算を立てるのは
市長の役目であるとの意見でした。
以前、新公会計制度について研修を受けた時に
決算審査を充実化・精密化させることで
予算審査を有機的にすることができると学びました。
決算の意義と審査のポイントで、
前提に人口減少、高齢社会の時代に
変化してきていることを頭に入れる必要がある。
「人」だけでなく「もの」道路や橋、施設も高齢化。
更新費用なども頭に入れなければならない。
そして、決算審査における着眼点として、
予算審議との関連から審査する。
予算の質問内容が反映されているか、
目指す目的が達成されたのかどうか。
また、住民の視点から審査する。
予算の執行によって財政状況はどのようになったのか、
実施すべき行政サービスは目的を達したのかどうか。
それをまず、全体をとらえてから細部の議論へ。
木の大きさ(全体の規模)から、枝ぶり(全体の構成)、
そして、葉っぱ(各事務事業)を見ていく。
まさしく今回の28年決算は
事業の内容、効果を詳しく精査して来年以降に
役立てていかなくてはならない大切な審査です。
事業によっては財政状況に効果があったのか見えにくいものがあり
判断は、分かれる場合もあります。
ただ、来年度の予算執行には7億円足らない状況があるので
一定、改革していく必要性はあると思います。
この3年5か月の間に私は、財政的効果、市民目線での提案をしてきました。
◎胃がんリスク検診
◎ジェネリック医薬品の使用促進
◎医療費適正化に国保データシステム利用
◎未病センターに保健師などの配置
◎地域包括ケアシステムの推進
◎道路照明灯LED化
これらは実現し、
医療費の適正化が進み、
国民健康保険への繰入金も抑えられています。
LED化となった街路灯は消費電力の大幅な削減になりました。
ただ大きな市政の方向性は市長の決断が必要です。