市民と議員の条例づくり交流会議2017
7/29,30日2日間は、市民と議員の条例づくり交流会議2017
「議会のチェック機能を本気で考える
議選監査委員、新公会計制度と決算審査、
シチズンシップ教育、議会基本条例」の研修に参加しました。
1日目の全体会は議会選出監査委員について
平成29年の通常国会(第193回国会)で
地方自治法等の一部を改正する法律が可決され、
監査制度の充実強化のために、
条例により議会から選出される監査委員をなくし、
外部の監査専門委員の創設が可能となりました。
法律の施行は、平成 32 年からです。
それまでに、議選監査委員は必要なのか、
機能しているかの再考が求められることになります。
さらに、現在の決算審査のままで良いのか、
議会の重要な機能であるチェック機能が
果たせているのかが議論されました。
2日目は第1分科会「新公会計制度と決算審査」に参加しました。
宮澤正泰さんの講演がありました。
まず、この経歴が凄い方です!
千葉県習志野市会計管理者。地方監査会計技能士。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
総務省主催「地方公営企業法の適用に関する調査研究会」委員及び
「地方公共団体における固定資産台帳の整備等に関する作業部会」委員
「今後の新地方公会計の推進に関する実務研究会」サブメンバー
財務省主催「公共部門のマネジメントに関する研究会」メンバー
新公会計制度に移行し、この秋の決算から議会は、
新たな視点での財政チェックが必要になります。
資産や負債の把握で可能になること、問題として浮かび上がること、
見ていく上で注意しなければならないことなどや、
数字からチェックしていかなければならない点を明らかにして、
議会として自治体の運営の改善に何が可能なのか語られました。
この制度を作った目的、必要性、重要度が一定分かりました。
でも範囲が広く、専門的なので
『自治体議員が知っておくべき新地方公会計の
基礎知識 財政マネジメントで人口減少時代を生き抜くために』
という宮澤さんの本を購入しました。
今後勉強を積み重ねていきます。
シチズンシップ教育、議会基本条例については
最終日午後に分科会の報告がありました。
シチズンシップ教育は辞書には
市民としての資質・能力を育成するための教育。
他人を尊重すること、個人の権利と責任、人種・文化の多様性の価値など、
社会の中で円滑な人間関係を維持するために必要な能力を身につけさせる。
今回は18歳以上の選挙権になってから
高校の社会の授業で政治参加について取り組んでいる
先生とその生徒さんが発表し
高校生からは率直なご意見をいただきました。
参考にしたいと思います。