沼間地域ケア会議がありました
今日は東部地域包括支援センター主催で
沼間地域ケア会議が開催されました。
「買い物に困らない環境づくり」
~沼間地区の買い物と貯筋の取り組みについて~
買い物環境づくり
最初に社会福祉協議会から買い物環境についてお話がありました。
8年前に地域安心サポート事業が開始され
サポーターの数も増え、30ヶ所でサロン活動が行われています。
社会福祉協議会では、その活動の中で地域の高齢者の声を集めて
一番困っていることのひとつに「買い物ができない」ことがあるとわかりました。
ヘルパーさんが買い物代行や買い物の付き添いをしてくれていても
「自分の目で見て選びたい」「遠くに行くのがつらい」etc
昔あった移動販売がいいのではないかといくつかの業者をあたり
移動スーパーの業者と交渉し、モデル地区として1か所から始めています。
今日はその様子を発表してもらい意見交換をしました。
モデル地区となったグリーンヒルのサポーターは
足を引きずり買い物している地域の高齢者の実態を知り
自治会の協力を図るなど移動スーパーの導入を進めました。
利用者の声
普段は家に閉じこもっていたが出てこれた。
集まった人たちと話ができて嬉しい。
買い物のし忘れがあっても買い足しできる。
小さなお子さんがいるお母さんも買い物に訪れて
若い方との交流ができた。
この業者は、「買い物弱者」を支援しようと立ち上げています。
特徴は玄関先に車を停めて顧客に買い物を楽しんでもらう
一方で地域の「見守り隊」としての役割も担います。
もう一つのテーマは「貯筋」
サロン活動は麻雀や手芸など楽しく活発に行われていますが、
日常生活に大切な筋肉の維持に焦点を当て
体操を多く取り入れる必要があります。
模索して見つけたのが、「ポールウォーキング」です。
ポールを2本使って正しく安全に歩けるものです。
この「ポールウォーキング」の講師やリーダーを養成し
体験会などから広めていくそうです。
正しい歩き方になると若々しく見えますよね~。
逗子市と沼間地域の高齢化率を比べた資料がありました。
沼間は高齢化率は33%で逗子市の31%より若干多いのですが
介護度別は介護度2以下が沼間は66%で逗子市の64%より多く
元気で自分のことはできる高齢者が多いことがわかります。
「貯筋」と「買い物支援」でいつまでも元気な生活できますように。
高齢者福祉に携わっている
サポーター、民生委員、地域包括支援センター、社会福祉協議会の
皆様には本当に感謝します。