まちづくりトーク 地域自治システムは何を目指すのか
日曜日の朝、まちづくりトーク 「地域自治システムは何を目指すのか」
その前の時間を使って、「自治会・町内会意見交換会」が行われました。
9:30から12:10まで長時間の会議となりました。
自治会・町内会の方々は長い時間お疲れ様でした!
自治会・町内会意見交換会
顔見知り度をあげ、人(交)密度を高めるためにはと題して
★ 認知症の人に遭遇した時はどうするのか
➡各自治会・町内会で認知症サポーター講座を開いて理解促進する
(沼間3丁目自治会の事例から)
★ 逗子桜山ハイツ自治会の事例
高齢者が多いことから、
玄関ドアに今日の日にちをマグネットで住民自ら張り、
元気であると知らせるシステムを作っています。
★ 桜山 桜和会の事例から
認知症・目や足が悪い方などのゴミ捨てを皆でカバーしようと
支援活動アンケートを実施、体制を作り
今後は高齢者・ひとり暮らしの方への対応も検討中。
終了後10分の休憩をとり
まちづくりトーク 「地域自治システムは何を目指すのか」
現在、成立している沼間・小坪・池子の住民自治協議会と
準備会となった久木の代表者から
活動内容の発表がありました。
それぞれ形が違う内容でしたが興味深かったのは
久木住民自治協議会準備会のお話でした。
★ そもそも「住民自治協議会って何?」という疑問を
まず紐解くことが会の成否を左右するという認識で
あせらず、じっくりと住民の理解促進に努めたこと。
★ 市の要綱で示されている4つのテーマについて
地元の関係者からヒアリングをし相互理解を進めました。
準備会の設立総会後の懇談会はパワフルさと熱さで盛り上がったようです。
28年度予算で反対までした立場として苦言を言わせていただくと
自治会・町内会に対しては理解が出来ていないと思いました。
◎ 自治会の方からの質問で
自治会などで行いたい事業に予算はないのかとあり、
市長は今まで自治会・町内会に交付金を出したことがないと発言されました。
これからは住民自治協議会から予算をもらうようにしてほしいと。
➡ 住民自治協議会の権力となってしまいます。
◎ 自治会などは役員のなり手がいなくて困っているとの質問には、
市長は自分たちで頑張ってほしいと。
➡ とっくに頑張っているのにできないから相談しています。
今日、住民自治協議会が発表した活動はほとんど自治会がやってきたことです。
池子住民自治協議会の会長も同じ意見をおっしゃっていました。
それを理解して初めていい住民自治協議会が完成すると思います。
自治会・町内会を支えていく事が住民自治協議会を支えることになると
議会でも再三伝えてきました。
市が作った「地域自治システム」はすでに自治会・町内会が行っていたのです。
それを、小学校区にまとめた形でシステムと呼んでいます。
千葉市の30代若い市長はわかっていました。
例えばですが、街路灯って誰が管理しているかご存知ですか?
あれは、自治体じゃなくて自治会が管理しているんです。
ゴミ置き場って誰が管理していると思いますか?
あれも地域の自治会の管理下にあって、自治会員が輪番で見て回っているんです。
こうした当たり前のことが教えられていないのは大きな問題。
すべてが税金で成立していると思われていることについて、
我々は「地域でやってるんですよ」「地域での活動が大事なんですよ」
ということをもっと訴えていかなければならないと思っています。
いつの間にか…ですが、私たちが生活している基盤はあくまで自治会レベルの地域なんだ、
という意識が薄れてしまっているんですね。
その意識を、まずは取り戻していただきたいんです。
こんな地道な活動を下支えする。
なにも予算をかけずに気持ちがあればできる事があるはずです。
ちなみに千葉市長は地域包括システムや社会福祉協議会の活動を重視し
和光市の10年かけた地域包括システムでの成功を認めています。
少しアイデアがありますが…次の機会に。
ポイントは、担当職員のかかわり方でできることがあることでしょうか。