2015年を振り返ってみました
議員活動を始めてから3月で2年となります。任期の折り返し地点です。
送り出してくださった皆様にご報告を兼ねて、
今までのたばた智子の議会での質問、
委員会での意見などを振り返りたいと思います。
○胃がんリスク検診の実施(26年6月の定例会)
27年度より実施が実現。予定より検診が増え補正予算で追加も出ました!
ピロリ菌検査が公明党のリードで保険適用が開始され、
無症状なのに検査を受けた30代の女性から
早期のスキルス性胃がんが見つかった例もあります。
慢性胃炎も早期胃がんも自覚症状がないので早期発見には
がん検診にピロリ菌がいるかどうか調べる胃がんリスク検診が重要です。
胃潰瘍など胃の病気も8割以上は予防できます。
○東逗子の活性化は地域の拠点が核に(26年9月の定例会)
東逗子活性化のために東逗子駅近辺の空き店舗を利用して
地域のコミュニティ拠点を作ることを提案。
その後、27年度からの逗子市総合計画が策定され、
東逗子駅前用地活用事業がリーディング事業になりました!
4年間かけて企画が練り上げられます。計画段階での要望をしました。
① 地元住民代表を企画の段階から入れること
ふれあい広場を中心に地元ではボランティアを中心に
様々な活動で長い時間をかけて活性化を成功させている。
市が推し進める市民自治の観点からも、
地元市民の声を企画段階で入れてゆくことは必須条件である。
② 東逗子に人の流れを作るバスターミナルを作ること
商店街の活用や新たな店舗、企業が入ることも期待したい。
市としてはそれを支援するために大きな人の流れを作る政策が必要である。
神武寺トンネルの完成に合わせて、池子方面から沼間へのアクセスとして
ミニバスの導入を提案したい。
○鍼灸マッサージ受療券制度を提案(26年9月の定例会)
市の65歳以上の人口の約20%の方が介護保険認定者で、
そのうち介護保険を利用されていない方は約700名。
足が不自由で歩けない、出かけることが嫌いな方など
様々な理由で外出できない方も健康になりたい、
外出したいと思っている方は必ずいるとし、
外出できない方へのアプローチが健康寿命の延伸に直接繋がる
鍼灸マッサージ受療券制度の導入を提案しました。
○若者の居場所つくりは、市の支援が必要(27年5月の定例会)
公明党が強く推進してきた生活困窮者自立支援法が4月から施行し、
自立相談が始まり、ひきこもりや子どもの非行の相談も増えてくるのと考え、
体験学習施設「スマイル」や他にもNPOなどを活用して
子どもたちの安心できる場所を作る事を提案。
更に12月定例会で学習支援事業を要望。
可能性に満ちた子どもたちに平等に学習の機会を与えることは、
市が責任を持って進めてほしいと要求し、来年度から少しずつ始まります!
○災害時のマンホールトイレを導入(27年6月定例会)
被災地において避難場所で問題となったトラブルの上位に
「トイレ」の問題が挙げられています。
避難所に人が集中し、混乱が起こると、
衛生状態の悪化とともに健康被害も報告されています。
市は「貯留型マンホールトイレ」を考えており、
下水道管に管の布設する工事が必要なため、
今年度提案し設置を進めていきたいと考えています!
○国民健康保険はレセプト点検で節約できる(27年6月定例会)
レセプトを活用しデータベースを作りそれをもとに医療費削減に取り組み、
成功している例を紹介。ジェネリック医薬品の情報を個別に提供したり
医療費の伸びが大きく高額な疾病への対策として、
糖尿病の治療に専門的な訓練を受けた看護師による個別支援を行います。
データを活用することにより、対象者やフォロー内容が明らかになり
無駄のない医療費削減施策になると要望しました。
更に、27年12月定例会で質問し、平成25.26年と連続して国民健康保険料を値上げして、
また今定例会では、保険料の改定を議題としてきたことを追及。
国民健康保険が一般財源を圧迫した状態の解消は、
根本的に見直さなければ今の若者、子ども世代に押し付けることになります。
本格的に取り組めば医療費の削減に大きく寄与するのは
確かであるとして保健師等の人員確保を市長に要望しました。
市長からは、最重要課題であり人員確保に努力したいとの答弁がありました!
○小児に対するインフルエンザ予防接種助成
インフルエンザの感染力は強く毎年市民生活に大きな影響を及ぼしています。
現在、高齢者に対してインフルエンザ予防接種費用を助成して
その効果ははっきりと表れています。
小児医療費無料化を小学校3年生まで実施していることから、
医療費削減にも寄与すると考え強く要望しました。
○新型防災ラジオを提案(26年9月定例会)
無線によって発令された警報が、雨の音や、家屋の気密性が増したため、
屋外スピーカーの声が聞こえないという声があります。
高齢者初め市民に利用しやすいものは防災ラジオです。
ポケットベルと同じ周波数帯を活用しており、
「聞こえない」「雑音が多い」を解消する
全国初の新型ラジオの効果を紹介し、提案しました。
○図書館の雑誌スポンサー制度
雑誌の貸し出しは文学誌、絵本に続いて人気があり、
回転率が高く広告効果は高いと思われます。
経費削減の必要性が考えて、この雑誌にスポンサーをつけることによって
新たな財源を確保し、図書館資料等の充実を図る
「雑誌スポンサー制度」の導入を提案しました。
○「人材育成に関する基本方針」を掲げてイクボス宣言を(26年12月定例会)
「イクボス講座」を提案。27年1月に市長も参加した「イクボス研修」の内容は、
イクメンを理解する上司のあり方が講義され、
その中には業務改善して組織内の情報共有化、チームワークの熟成などを講じること、
時間捻出のため、仕事の効率化することなどがありました。
27年12月には、「人材育成に関する基本方針」の内容と今後の人材育成の進め方を質問。
「業務プロセス改善」と28年4月から運用を開始する「人事評価制度」があり、
いずれも人材育成を主眼として上司と部下、
チームのコミュニケーション通じて、職員の意識高揚を促していきます。
この「人材育成基本方針」をもって「イクボス宣言」をすることを再度提案。
逗子市の「イクボス宣言」お楽しみに!
○行財政改革を進めるには市民に報告義務は必須である(27年12月定例会)
ホームページや広報ずしに行財政改革取り組み実績の報告があるが、
数字で表した効果が見えない現状を追及。
この2年間、「受益者負担の適正化」の名目に、
施設使用料等の見直し、国民健康保険料の改定、保育所保育料の見直し、
家庭ごみ処理有料化などを決行した経緯があるからには
きちんとした金額で効果を報告する義務があると要求。
市長からは、市民の皆様にご協力いただいた結果を
きめ細かく公表することを今後留意していきたいと答弁がありました!
○療育・教育の総合センター工事請負契約を否決!(27年12月の定例会)
工事請負契約に反対。理由として、27年9月の定例会では
療育・教育の総合センターの改修工事について
外観上のルーバー550万円が必要か、3階部分の改修が行われない分、
外装の経費を削減してでも教育研究所部分についての改修が
必要としての見解で付帯決議を付し賛成しましたが、
付帯決議に求めた改修計画の再検討はなされず入札に至っています。
最も優先されるべき事業は、建物の外観や内部の仕様以上に、
そこに関わる人材と結果を伴う療育・教育の質
そして療育・教育の連携が欠かせません。
障がいや困難さを持っていても、希望を失わず生きる力の発揮される
療育・教育の総合センターの創設を求めていきます。
○国民健康保険条例の一部改正議案を否決!(27年12月の定例会)
国民健康保険の改定に反対。
一般会計から国民健康保険事業特別会計への繰入金を抑制することを目的に
平成25、26年と連続に国民健康保険料の改定を行っています。
まず医療費の削減について積極的にしっかりとした事業を進めて
市民の健康増進を図り、繰入金の減少を進める必要性があります。
今回の国民健康保険料の改定、実質的な値上げは市民にその負担を強いるものと考え、
医療費適正化事業を拡充し、繰入金の削減を保険料の値上げに頼らない、
方針の再検討を求めていきます。