教育民生常任委員会 視察報告
7月1日から3日まで富山県、石川県に視察に行って参りました。
1日目 富山県射水市 富山型デイサービス 「ふらっと」
障がい福祉サービス、介護サービスなど多様な福祉サービスを
ひとつの事業所で行っています。
コンセプトはあかちゃんから高齢者まで
障がいの有無にかかわらず
見学した「ふらっと」の代表の方のお話では、
お子さんに障がいがあり、
その経験から生きやすさを追求し、
ご自分で事業所を始められたという経緯がありました。
お年寄りや子どもが一緒にいる環境は
まるで家庭そのもの。
自由に、自然に、それぞれ気兼ねもなく、笑顔がいっぱい!
どんな人もふらっと行ける家。
「THEかけこみ寺」と呼んでいます。
ひとり暮らしの方も
「家ではひとりぼっちですが、ここへ来れば淋しくないから、
朝迎えに来てくれるのが楽しみです。」
行政の担当者も、
「地域の様々な問題にも対応してくれて、感謝しています。」
行政と民間の協力ができていました!
2日目 石川県白山市 福祉ふれあいセンター
26年5月オープンの鉄筋2階建ての真新しい建物です。
社会福祉協議会が運営管理している
①地域福祉活動拠点
②福祉総合相談センター
興味深かったのは、総合相談センターの充実度です。
高齢者支援、子ども相談、発達相談、障がい者相談、総合相談が
同じフロアで行われています。
総合相談は複数の機関、部署にわたる相談のことですが、
①同じフロアであること。
②併用人事がある。(例えば学校教育課と子育て支援課の両方の役職を持たせるなど)
解決への道が最短になり、相談者への配慮が見えました。
27年4月から生活困窮者自立促進支援法が施行されて
自治体にも相談事業が義務付けられました。
この建物、事業内容は地元の要望を受けて、H13年から検討されています。
他の自治体に先駆けてワンストップの総合的な福祉センターができたのは、
行政の福祉への意識の高さだと痛感しました!
3日目 富山県富山市 芝園小学校 タブレットパソコン授業
民間教育団体が全国4自治体と行っている共同研究。26年度から2年間。
研究内容
児童が一人一台のタブレットパソコンを利用できる環境を構築し、
①One to oOne の未来型授業を設計・開発する
②学習効果を調査・分析する
③開発された授業実践の日常化と普及を図る。
授業を見学させていただきました。
先生方、子どもたちは1年間使用しているので、スムーズな授業!
みんな真剣で、楽しそうで、早く手を上げて指してもらおうと夢中です。
タブレットの扱いはすぐに慣れて、学年全体の成績もアップしたとのこと。