米子市議会 安田篤

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上淀廃寺跡を紹介します

情報提供 / 2019年6月24日

上淀廃寺跡から我が国最古の寺院壁画が出土

出土品の写真

上淀集落東側の高台にあった古代の寺院です。上淀地区にあった名前のわからない寺という意味で「上淀廃寺」と呼ばれています。
平成3年2月から発掘調査を行ない、5月には金堂跡から法隆寺金堂壁画と並ぶ我が国最古の寺院壁画が出土しました。壁画は金堂の壁の内側に描かれていたものと考えられます。自然の絵の具を使って、仏や風景が描かれており、「変相図」と呼ばれる仏教の物語が描かれていたものと考えられます。壁土は現在までに約4,300点が出土しており、そのうち約1,300点の壁画が含まれています。そのほか壁土に混じって仏像の破片約1,900点や、コンテナ約1,800箱の瓦などが出土しました。

また平成4年の調査では、金堂の東側に南北3塔が並ぶという我が国初確認の建物配置が確認され、再び全国の注目を浴びるところとなりました。

発掘されたようす

ただ、いちばん北側の塔は計画だけで、実際には建っていなかったようです。現在までに金堂・塔・中門跡など寺院の中心的な建物の跡を確認しました。講堂跡は現在までに発見されていませんが、柱礎石の位置などから三重県夏見廃寺と同様、金堂の西前面にあったものと推定されます。
発掘調査の結果、上淀廃寺は白鳳期(約1300年前)に建てられ、平安時代の中頃(約1000年前)に火災で焼失したものと考えられます。
妻木晩田遺跡とともに、国指定史跡です。
また上淀廃寺跡のそばには、上淀白鳳の丘展示館があり、壁画をはじめ出土品など多数展示されています。
(展示館休館日…火曜日(ただし、火曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始)

JR米子駅から車で約25分。