Archive for 2014年 4月

今日は「日本の金融行政が大転換!」のテーマで、NPO法人再チャレンジ東京顧問で経済評論家である清水洋氏のセミナーに参加させて頂きました。世界的な不景気の影響で、中小企業を取り巻く環境は大変に厳しい状況が続いており、その救済のために金融政策が大きく変わってきたとの内容でした。破産から再生型という思想のもと、金融機関での対応が変化をしている事例などの紹介がありました。企業にとって、安いだけでは物が売れない時代となっており、いかに付加価値を付けて、高い価格で売ることができるかがポイントであることや、個人保証制度の見直しなども、興味深いものでした。このような制度変更などを、幅広く経営者の皆様にお伝えすることが大事です。

今日は金沢区にあります聖星学園にお邪魔し、障がい者の就労支援について学ばせて頂いております。当施設は40年前に保育所からスタートし、今では約60名の障がい者就労支援を行っています。主な活動はパンや豆腐を作ったり、バイオディーゼルの製造、さらには環境整備など様々です。毎年約700名の方々が養護学校を卒業し社会に出ることになりますが、一般企業等で就労できるのは約3割で、残りの7割ぐらいの方々が福祉施設で就労されるとのことで、その受け皿の拡大も必要であると感じました。また高齢化も大きな課題となっており、社会全体として障がい者の自立支援ということを将来的にも持続可能なものにしていく必要性を痛感致しました。

今日は、1年間担当してきた水道・交通委員会(常任委員会)の最終委員会が開催されました。市民生活に直結した内容が多く、かつ公営企業という面からも、非常にやりがいのある委員会でした。水道局では平成25年度に行われた災害対策の取り組みについて、交通局ではグリーンラインダイヤ改正ならびにららぽーと横浜へのバス路線新設について、それぞれ説明がありました。特に水道については、近代水道発祥の地横浜として、これまで進めてきた様々な災害対策を、日本にとどまらず、海外の友好都市などを中心として都市間交流のひとつとして検討頂くことを要望致しました。これからも様々な課題を乗り越えながら、日本一の公営企業としての成長を期待するものです。

今日は横浜市市民活動支援センターで開催されている横浜の夜間中学を考える会の集いに参加させて頂いております。法政大学キャリアデザイン学部教授の山田泉先生から「すべての人に義務教育を保障するために!」との講演を拝聴させて頂きました。日本では義務教育という言葉が常識になっていますが、世界ではその様な概念はなく、国籍に関係なくすべての人が平等に教育を受けられることがベースにあるとのことでした。横浜市における夜間中学も平成26年度から1校体制でスタートしました。これからも、その推移をしっかりと見守って参りたいと思います。

福島県視察の最後の訪問先である福島復興局を訪問しています。この福島復興局には、浜田まさよし参議院議員が常駐体制で、被災地復興に向けて陣頭指揮を取っておられます。福島県では約13.5万人の方々が避難生活をされておりますが、そのうち約10.2万人は原子力事故による影響のため、避難指示区域等からの避難者数となっています。復興対策は非常に幅の広いものとなっていますが、生活環境の整備・再生、産業振興・雇用の確保、農林水産業の再開など、着実に進められていることが分かりました。風評と風化という2つの風との戦いであることが、改めて強調されておりました。

3年前の統一地方選挙が終わり、直後に救援物資を持って、一番最初に駆け付けさせて頂いた被災地が、南相馬市でした。街の様子はその時と比べ、様々な面で変化はあるものの、1088名の方々がお亡くなりになり(うち震災関連死も約452名)、市内もいまだに居住地域の区域分けが実施されており、人口も震災前に比べ減少し、小中学校も約6割ぐらいの児童数になっているとのことで、復興への道のりもまだまだ厳しい状況です。地震、津波、原発の3重の被害を受けたエリアですが、風評と風化という大きな課題克服も含め、引き続き、長い長い地道な戦いが続くことを感じた次第です。何が私達に出来るのか、継続的に考えて行かねばと思います。

山元町役場でのヒアリングを終え、山元町内の復興状況などの視察に廻りました。多くのダンプカーが走り、大型重機などもあちらこちらに見受けられました。その中で、現在は3.11の津波の影響で廃校となっている中浜小学校を訪れました。この学校では、地震発生から津波が来るまでに、児童の逃げるスピードでは避難困難と判断し、最上階の物置に教師も合わせ90名が避難し、全員が守られたとの事でした。しかしながら、避難している高さまで、あと数十センチというところへ津波が到達しており、もし万が一の事態になっていれば、避難指示をした学校側に過失責任が問われていたのではないかとのコメントが関係者からあったそうです。改めて災害発生時に、様々な決断を求められるリーダーの能力や責任の大きさを痛感致しました。

3.11以降、宮城県山元町には、横浜市から毎年復興支援のため、市職員が派遣されています。(61自治体から110名が派遣されており、うち10名が横浜市からの派遣とのことです)山元町に関する報道はあまり耳にする機会がないようですが、津波被害は町の面積の約4割(約4000軒の住宅被害)、635名の方々がお亡くなりになったという大変な被害を受けたエリアです。そのような山元町復興のために、地元の方々に暖かく見守られながら、豊かな自然の中で、頑張って頂いている様子が伝わって参りました。単身赴任ということで、家族にもご負担をおかけしておりますが、健康に留意されてのご活躍を心からお祈りするものです。

本年になって初めてとなる被災地訪問をしております。これまで何度か訪問させて頂いた土湯温泉にて、再生可能エネルギー(バイナリー発電と小水力発電)の進捗状況並びに復興の様子を伺っています。震災前には16軒の温泉旅館があったものが、震災後6軒が廃業・休業となり、人口も減りました。(その後、2軒が再オープンし、12軒が営業されています)震災後、実際に残っている資源は何かということからスタートし、温泉熱と川の水力を使った発電に行き着き、バイナリー発電は平成27年7月に、小水力発電は平成27年2月に稼働予定とのことでした。(その間の資金調達や許認可など、大変なご苦労をされています)横浜においても、具体的な再生可能エネルギーの検討が急務であると思いを一層強くしました。

横浜市役所の隣にあります横浜公園では、4月11~13日に開催される「よこはま花と緑のスプリングフェア2014」に向けて、準備が進められています。公園内には様々な種類のチューリップが花を咲かせており、本格的に写真を撮られている方や観賞に立ち寄られた方など、多くの人々でにぎわっておりました。この日のために、丹精込めてチューリップを育てて頂いた関係者のご努力に、心から感謝申し上げます。ぜひとも、この旬な時しか味わうことのできない、素晴らしいチューリップを見て頂ければと思います。

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公明党鶴見支部 尾崎太
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