公明党 大和市議会議員 とりぶち 優

2013年

2013年7月12日付より転載

【小児科医が分かりやすく食物アレルギー研修講座/教職員対象に全小・中学校で/「対応の手引き」も作成し配布/神奈川・大和市】

神奈川県大和市は今年度、全ての市立小・中学校の教職員を対象に、アレルギーに詳しい小児科医による食物アレルギー研修講座を実施している。このうち、第1回となる研修講座が先ごろ、柳橋小学校で開かれ、研修の実現を推進してきた公明党の山田己智恵、鳥渕優の両市議が視察した。
    ◇ 
 食物アレルギーが原因で、呼吸困難やじんましん、嘔吐など複数のショック症状が急激に出た状態をアナフィラキシーショックと呼ぶ。東京都調布市では昨年12月、食物アレルギーのある小学生が給食を取り、アナフィラキシーショックで死亡する事故も起こった。
 こうした事態を踏まえ、大和市は今年3月、「学校給食における食物アレルギー対応の手引き」を作成し、各小・中学校に配布。その上で今年度、児童・生徒がアナフィラキシーショックを起こした場合などの緊急時に教職員が適切に対応できるよう、学校現場で食物アレルギー研修に取り組むことを決めた。
 柳橋小学校で行われた研修講座では、講師を務めた市立病院の小児科医が「ショック症状を現した時には一人で対処せず、(1)児童への対応(2)保護者への連絡(3)救急車の要請――など、役割を分担して対応できる態勢を準備しておくことが大切だ」と指摘した。
 また、症状を和らげる自己注射薬「エピペン」を児童・生徒が持っている場合は、ためらわずに打つことを指導。さらに、いざという時を想定してエピペンの使い方を試す訓練にも取り組んだ。
 終了後、参加者からは「実際に病と向き合う医師の話だけに分かりやすく、とてもためになった」「アレルギーがある子どもが安心して生活できるよう最善を尽くしたい」といった声が寄せられた。
 山田市議は2011年12月の本会議で、児童・生徒が学校現場でアナフィラキシーショックを発症した時には教職員による迅速で適切な対応が重要となることから、アレルギー対応マニュアルの作成・配布や、全教職員を対象にしたエピペンの使い方を含むアレルギー研修会の開催を提案。
 今年3月議会で重ねて早期実現を求めたのに対し、市側も独自に作成した手引書を各小・中学校に配布するとともに、アナフィラキシーショックに関する研修を行う方針を明らかにしていた。

2013年8月6日付より転載

【ドライバーに注意促す路面標示/神奈川・大和市】

神奈川県大和市で先ごろ、ドライバーに注意を促す路面標示が施された。

IMG_0410
 路面標示が設けられたのは、同市深見台2丁目の菊園児童遊園付近にある信号機のない3カ所の交差点。この一帯では、児童遊園に出入りする子どもが「交通事故に遭いかねない」と心配する声が上がっていた。
 地域住民から相談を受けた公明党の鳥渕優市議が路面標示などの安全対策を市に要請。この結果、子どもや自転車のイラストを伴った「とびだし ちゅうい」の標示が実現し、小さな子どもを持つ保護者らに喜ばれている。