山崎亮さんの講演を坂戸まで押しかけて伺いました!
諸般の都合で、当初伺おうと思っていたオリンピックがらみの研修から坂戸市の地域交流センターでの坂戸市区長会主催の全体研修会「自治会とは:変化し続けるコミュニティ」講師は山崎亮さんに伺っています。山崎さんが坂戸に(驚)すごいな坂戸市! 興奮気味に来賓で参加の坂戸市議の皆さんの横に座りました。僕の興奮気味な感じ他の議員さんは分からないだろうなぁ。
山崎亮さん、話の中身は決めていないという事で、主催者挨拶などを聞き、それに応えるように話すそうです。いろいろな地域での取組事例がパソコンに収められているようですが、今回は観音寺市での商店街のショップインショップが特徴的な再生の話、泉佐野市での市民が作った公園の話、そして、海士町の取組と自治会、町内会の歴史について学びました。
コミュニティデザイナーの山崎さんの仕事のやり方は、地域の人に考えて、地域の人に動いてもらうという事。ワークショップやワールドカフェなど意見を出しやすくする工夫をする。
観音寺市では、商店街の活性化、何もない寂れた商店街、不思議な店舗が洋服屋の中にケーキやなどショップインショップ。パーマやとパン屋。子どもと親が別の仕事、空き家を借りる、空き店舗を借りる実はどちらもハードルが高い。親子などでできるなら、他人でもいいなぁ。他人を入れよう。
30軒ある50代からの店主と一年かけて話し合いを行い、出た結論はおっちゃんたちと若者の接点はもてないという事。
飲み会がスキなおっちゃんたちは、ワークショップよりもその後の飲み会が楽しみ。それを禁止した。すると、バラバラでもやっぱり飲み始めるおっちゃんたちが、寂しいので、今宵も始めましたとfacebokkに投稿、すると仲間たちがやはり同じように投稿、それがいつしか広がり、今宵も始めましたFBページを立ち上げ、いつの間にか2000人が参加、こんどはそれをUSTで流し始めて、マスコミが注目、若者が参加するようになり、そこから、ショップインショップが始まり今や名物商店街に。
泉佐野市では、公園づくり、市民がつくる公園ということで、一年30人10年で300人の公園づくりのメンバーパークレンジャーを作って、管理も担ってもらうというモデル。その30人って誰がなる?
若い人は、忙しくって集まらへんやろ。65歳以上の方ターゲットにしよう。募集チラシのデザインもその方向けに。ハードル高くし、申し込みに論文。
熱い想いの論文。そして11回の養成講座を受けて初めて、公園整備に参加できる。100名ぐらい応募があって30人絞る。
選ばれた30人なのに、集まったら機嫌悪い。なぜか、応募したのはおかあちゃん。熱い想いの論文書いて、家でゴロゴロしていたおっちゃんを押し出していた。それをその気にさせる研修を心がけ多くの担い手が生まれてついにオープン。公園は、10年間で 10億円公園かかる、普通だと8億の整備と2億円の維持費。泉佐野の公園は建設2億円、しかし維持管理に年3000万円で1000万円上乗せ。それでレンジャーを育てたりする。それでも5億円。作りたい人がつくる公園そういうコンセプトで皆が生き生きと関わっている。
海士町は、別のセミナーで取り組みを伺ったが、町民全体が自治会みたいなもの「言ったことはやる」と住民が自分から動いていく。
総合計画を住民自ら作った。
町のキャッチコピーも50人がそれぞれ100個のコピーを持ち込みつくる。「ないものはない」生きるために必要なものは全部あるという意味とスタバを求めてもないものはないという2つの意味。
孤独は喫煙よりも体に悪い。お見舞いにきてくれるの数で寿命が変わる。町内会に参加している人が元気に。つながりが大切。作り笑いでも寿命が2年延びる。本気で笑う人は7年ぐらい!?地域の活動を増やすということは、地域に為になる。老衰でなくなる人少ない、80%病院でなくなる。「特養の待機高齢者はゼロー入りたいと思っているのは、家族がだけ」長岡の小山さん。100名特養やめて小規模多機能、小さい特養に。コブシエンのこの取り組みが、地域包括ケアのモデルに。
戦前の町内会は、国の下請け組織。今の形になったのは1950年ごろ。GHQは日本の地域の力を削ぐために社会福祉協議会やPTAを作った。昔は、町内会が福祉の事も子どもの事も行っていた。
皆が元気で仲間ができて、暮らせるように、今の自治会や町内会は、もっと地域の他の組織と協力して関わっていくことが必要ということで、講演は終わりです。
坂戸まで押しかけてよかった(*^^*)そんなセミナーでした。
http://www.studio-l.org/members/yamazaki.html