久しぶりにHPの更新。センターの故障の影響で永らく更新出来なかった…しかし、ITって、とても便利だけど、一度壊れると自分の無力を実感させられます^^;

さてこの度、公明党沖縄県本部で「基地問題プロジェクトチーム」が発足され、私も一員として参加を認めて頂きました。 この機会を頂き感謝するとともに、しっかり勉強して参りたいと思います。

発足の背景は、公明党が国政与党に再び参加する中で、沖縄・日本の課題である「普天間基地問題」が、今年から来年にかけて重要な決定時期(埋め立て申請・名護市長選)を迎えるため、どのように対応をするのか求められており、民主党政権下で起きた沖縄と永田町のねじれが再び起きるのか?と沖縄県民が不安を抱いている状況下にあって、政党としてのスタンスを明確にしていく必要性がある、と判断されたためであります。

辺野古移設問題については、県知事の埋め立て申請が決定される以前に結論を出すべく、今年の11月にはプロジェクトチームとして結論へと導く方針であり、その過程で現在私も、沖縄の米軍基地問題を総体的におさらいし、必死こいて勉強頑張ってます!

これまで3回の会議が開かれ、沖縄米軍基地の規模や海兵隊配備の歴史的背景、事件事故、などについて学びました。

これまでに学んだ中で、あらためて分かったことは、

①海兵隊はもともと沖縄にはなく、1953年に岐阜県のキャンプ岐阜や山梨県のキャンプ富士に配備されていていたが、住民の反対運動が激化し、1956年に沖縄に移動された、ということ。

※なぜ、沖縄に移転されたのか?それは、当時の沖縄はアメリカ施政権下にあったため、住民の反対運動が回避できる、と日米両政府が判断したため!

そもそも沖縄への海兵隊配備は軍事的・戦略的な理由ではなかった!

②普天間基地(海兵隊)の存在そのものが一般的な世論としては、尖閣問題への抑止力になっているとの認識がなされているが、普天間に所属する海兵隊自体が抑止力となる規模を満たしていない、という事実(小規模編成の31MEUという位置付け)が全く世間に伝わっていないこと。

③沖縄の海兵隊(31MEU=推測12000~13000人規模)は、年がら年中、沖縄に坐している状況下に無く、年の半分はアジア各地を巡回移転して訓練が行われていること。つまり、沖縄を留守にしてる期間がほとんどである、ということ。

④辺野古に基地移設が行われれば、その後、長崎の佐世保基地も沖縄に移り、沖縄の海兵隊はMEU(小規模編成)からMEB(中規模編成)もしくはMEF(大規模編成)に格上げされる可能性が十分考えられること。

⑤結果的に、普天間に基地がある現状と比較して、沖縄への基地負担は軽減されるどころか、小規模編成から中~大規模編成へと拡大され、ますます負担が増える可能性がある、ということ。

以上のことから、現時点において普天間基地の辺野古移設は、沖縄県民にとって大変に不条理な話であり、政府がさかんに言っている抑止力は、現在の時点を指すのではなく、辺野古移設後の状態を想定して言っているのではないか?ということ。

私達、沖縄県民は普天間の辺野古移設を判断するにあたっては、十分にその中身を知る必要があるし、政府をはじめ、日本全体が事実をしっかり把握した上で、あらためて議論する必要性がある、と訴えたいのであります。

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金城ヤスクニ(泰邦)
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