バックナンバー 2009年 6月

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6月25日、平成21年度第2回対馬市議会定例会が開会した。同日の本会議では、平成21年度特別会計補正予算1件と、市条例の改正案2件の計3件を可決した他、新たな雇用創出事業として、対馬伝統作物ブランド化事業(美津島担い手公社2人)、地域ブランド商品開発・販路開拓事業(豊玉町振興公社5人)、観光物産商品販売促進事業(対馬市福岡事務所1人)、観光客受入体制強化事業(対馬観光物産協会2人)の4事業計10人の委託料を盛り込んだ平成21年度一般会計補正予算及び新たに生じた土地の確認及び字の区域の変更について(比田勝港湾)の2議案。▹安全・安心な国民生活実現のため、国土交通省の地方出先機関の存続を求める陳情▹基地対策関連予算の増額等を求める意見書提出の陳情▹教育予算の拡充を求める意見書の採択要請の陳情の3件と、発議「対馬市立学校適性規模、適正配置等検討委員会条例の設定について」の計6案件が所管の特別委員会に付託されました。

【NTT西日本宿舎跡地の購入】財部市長は、対馬振興局前のNTT西日本宿舎跡地について「現在NTT西日本において、不要資産の売却が進められており、同物件は昨年より競売物件として処理する手続きが行われ、建物が取り壊され、更地になっている状況で、大手スーパー等2・3社が関心を持っていると聞く。その土地の背後には、市所有の旧引き上げ者住宅が6棟あるが、その目的も終わったものと思われる。老朽化しており、通路の幅員も狭く、建て替えも困難。よってNTT宿舎跡地と市所有の土地を一体とし有効活用するため、取得する報告で検討していきたいと考えている」と話しました。(本会議の一般会計補正予算に計上)

【幼稚園建設】また、市長は土地の有効活用について「現在厳原幼稚園が老朽化しており、幼稚園敷地は、金石城や万松院といった史跡群の一画にあり、文化庁より移転するように指摘を受けている。金石城及び周辺整備基本計画においても、撤去する整備方針が策定されているため、幼稚園用地を主体に考えている。幼稚園の移転については、この他、比田勝、久田、豆酘幼稚園の建替え、幼稚園と保育所の一元化等、財政の逼迫した折にままならない状況。そこで久田幼稚園については、厳原町内で2園の建替えは、財政的に厳しく、厳原幼稚園の移転計画と併せて統合も視野に入れており、久田幼稚園の保護者への説明も開始している」と説明しました。

5月17日執行、任期満了に伴う対馬市議会一般選挙後初めて招集された対馬市議会の臨時議会が6月9日、10日、2日間の会期で行われました。同議会より議員数は22人(4人減)。

まず財部市長が「第一次産業の低迷、人口の流失等、対馬市が抱える諸課題を解決し、市民の皆様が、将来に向かって夢がもてるような元気な対馬市を築いていくためには、市民の英知を結集するとともに、市民の代表である議員と市の執行部がお互い切磋琢磨していかなければならない」と新議員にあいさつ。

次に議長選挙が行われ、作元義文議員11票、大部初幸議員9票で、作元義文議員が第3代の対馬市議会議長に就任しました。
続いて行われた副議長選挙では、島居邦嗣議員12票、堀江政武議員10票で、島居邦嗣議員が副議長に就任しました。

各種委員会の構成・委員長・副委員長は次の通り。
市議会委員構成=◎委員長 〇副委員長

【総務文教常任委員会(7人)】◎阿比留梅仁、〇初村久蔵、小田昭人、中原康博、脇本啓喜、阿比留光雄、山本輝昭

【厚生常任委員会(7人)】◎大浦孝司、〇大部初幸、小宮教義、兵頭榮、桐谷徹、松本暦幸、島居邦嗣

【産業建設常任委員会(7人)】◎小川廣康、〇齋藤久光、長信義、堀江政武、三山幸男、黒田昭雄、糸瀬一彦

【議会運営委員会(8人)】◎堀江政武、〇阿比留光雄、齋藤久光、小田昭人、中原康博、阿比留梅仁、大浦孝司、小川廣康

《長崎県病院企業団議会議員》糸瀬一彦、大浦孝司

《長崎県後期高齢者医療広域連合議会議員》中原康博

HPの情報にないものを記載します。

2、市議会議員の志望動機
 対馬市の合併後の状況を、仕事また実家の家業(漁業)等をとおして見て来ましたが、行政・議会・島内商工業の経済また地域農林水産業の全てにわたる閉塞感を肌で感じてきました。対馬で生まれて、対馬で育てていただいたご恩返しも含め、サラリーマンだった庶民感覚で、また若い力で対馬を何とかしたいとの情熱をもって立候補させていただきました。
3、今回の選挙戦について
 始めに、新人の私に身に余る多くの得票を頂戴いたしました。大変にありがとうございました。全島津々浦々まで選挙戦で立ち寄らせていただき、多くの方と真剣に語って参りましたが、老若男女を問わず多くの問題について、ご指摘ご指導を賜りました。特に政治について無関心といわれる若い世代の方々のご意見は考えさせられることが多くありました。政治に関心が無いのではなく、行政また議会についてしらけているだけであるとの意見に、当事者になろうとしている自分の責任の重大さを感じました。何のしがらみも無い、サラリーマン出身の、若いお前ががんばれと言う励ましも沢山頂きました。投票いただいた方はもちろんでありますが、選挙戦で多くの方々に「がんばれ」の励ましの声を頂戴いたしました。本当にありがとうございました。対馬市民のお一人お一人の皆様のために全力で頑張って参ります。
5、核廃棄物処理場について
 現段階では反対であります。但し、賛成反対と声高らかに主張するだけの知識はまだありません。これからしっかり勉強して参ります。現時点では、対馬島民の意見も集約されていない状況下であり、核廃棄物そのものの安全性・危険性について科学的根拠に基づく情報の発信が当事者である「市民・島民」に対して何らされていない状況でもあります。さらに処理場がなぜ対馬なのかも国県等の意見集約が必要と感じます。また、安全性のみで議論が進む危険性も考えます。対馬の水産業に対する風評被害の問題、対馬そのものに対する感情被害の問題等をどう解決していくのか。この問題を考えるときに反対の為の反対であるとか、補助金・経済効果のみを追求しての賛成論義とかの対立軸が安易になされるのではなく市民・島民主体の議論がなされていくことがもっとも大事なのとであると考えます。今後行政・議会・市民が一体となり対馬の将来また子孫に誇れる議論をつくしていく為に尽力をつくしてまいります。
6、その他、これだけは言わせて
 「青年よ心して政治を監視せよ」との先人の言葉があります。黙っていては何も変わらないと思います。行政・議会に対して「これはおかしい」と思うことがあれば、遠慮なく声を上げることが大切です。私は、その皆様の小さな声を大きくする使命があると考えています。私に出来ることは何でもします。時間の許す限り皆様の下へ参ります。そして、誠実に真剣に使命を果たしてまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

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