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皆さん!今晩は! 豊田市議会9月定例会 開会中の本日、10:40~約60分間の一般質問に立ちました。

一般質問の内容は

(1)地域包括ケア時代の医療と介護

団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年をどう乗り切っていくのか。2025年と2014年の豊田市の人口推計と生産人口推計を比較すると、人口推計は1.02の増加、生産人口推計は0.97倍の減少。一方で、65歳以上の高齢者人口は1.23倍、75歳以上の高齢者人口は1.77倍と増加していきます。このような状況下、豊田市に即した地域包括ケアシステムを構築していかなくてはなりません。地域包括ケアシステムは、在宅とセットで考えられていますが、今後、人口が減少し、高齢者が増加していく中で、高齢者の一人暮らし、高齢者同士の夫婦という世帯が増えていくのは必然です。豊田市において、万全な地域包括ケアシステムを構築していくべきであるとの思いからの質問です。

◆答弁内容の要約◆

在宅医療の推進には関係団体との連携が不可欠であり、豊田地域医療センターでは、医師会や介護、福祉関係者、行政等を委員とした「在宅医療推進委員会」を設置し、委員会活動を通じて関係団体との連携強化を図っています。

医療と介護の連携の具体的な取り組みとしては、「多色種合同研修会」「訪問看護ステーション合同研修」「介護支援専門員勉強会」等を実施しています。

今後も、この委員会活動の中で、在宅医療と介護の連携強化を推進するとともに、地域医療センターの在宅医療の支援拠点機能の構築を目指してまいります。

「認知症ケアパスの作成・普及」に関しましては、豊田加茂医師会が作成した「ひまわりノート」が概ね「認知症ケアパス」の機能を備えており、利用も広がってきておりますので、「ひまわりノート」を主に、豊田加茂医師会と協議、調整を図りながら取り組みを進めて参ります。

(2)ユニバーサル社会を目指す豊田市

一人の人間として尊重され、社会的な営みに参加することに生きがいを感じ、年齢、性別、障がいの有無などにかかわらず、すべての人が、持てる力を存分に発揮し、自分の存在を誇らしく感じることのできるまちこそ、豊田市が目指す社会であると考えます。そんな社会を実現していきたいという思いから「ユニバーサル社会をめざす豊田市」について質問しました。

◆答弁内容の要約◆

「ヘルプカード」の普及に関しての質問の主旨である「障がい者への気づきや理解促進」「障がい者が外出先などで困った時に周囲の人に支援をしてもらいやすくする仕組み」を整えていくことの重要性は十分認識しております。「ヘルプカード」のような「支援ツール」の作成に関しては、民間団体の取組等の動向を確認しつつ、実施の有無等を見極めてまいります。

というものでした。

最後に、以下のように「手話条例の制定」に向けての提言をし、一般質問を締めくくりました。

だれもが主体的に、それぞれの、秘められた可能性を発揮して、いきいきと働くことができ、人や物や環境等も含めて、皆が、地域、あるいは、だれかのために、貢献していくことができる社会。そして、そのことによって、それぞれが、豊かさを享受していくことのできる社会が、ユニバーサル社会ではないかと考えております。

 私は、あるカテゴリーに入る人たちを、弱者と決めつけて、「弱者は扶助される側」と規定する社会よりも、それぞれに応じて、皆が、それぞれに秘められた可能性を発揮して、それぞれの豊かさを享受する社会の方が、すぐれているのではないだろうかと思う一人であります。

市民の誰もが皆、障がい者への理解と共働・共生を目指している豊田市において、「真のユニバーサル社会実現する豊田市!」として、市民とろう者が互いに理解し、共働・共生できる社会を築いていくためにも、「手話が音声言語と対等な言語である」との認識に基づき、手話の普及に関する基本理念を定めた「手話条例」を制定されんことを提言する。

尚、一般質問の内容は9月14日(日)23:15分頃から、ケーブルテレビ(ヒマワリネットワーク)121チャンネルで録画放映されますので、ご都合がよろしければご覧いただければと思います。

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豊田市 小島政直
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