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皆さん今晩は!本日、豊田市美術館におきまして「アントワープ王立美術館所蔵 ジェームズ・アンソール~写実と幻想の系譜~」の展覧会が開幕しましたので早速、鑑賞してきました。

ジェームズ・アンソールはベルギー近代絵画を代表する画家で、「仮面の画家」とも称された彼の作品は、仮面や怪物、骸骨といったグロテスクなモティーフや、地元オステンドのカーニヴァルの情景を華麗な色彩で描かれ、特に、グロテスクの局面には、「日本の画家並びに浮世絵師の葛飾北斎の作品から着想を得ている」とのことです。

また、ジェームズ・アンソールは、想像力に満ちた画面を生み出すにあたって、フランドル絵画に見られるユーモアのある現像をこよなく愛したほか、静物画、海景画では印象派の画家たちと同様に、「現実の移ろいゆく光の効果に鋭い眼差しを向け、同時代の画家と同じ課題を追求する「光と激烈さの画家」でもあった」とのことです。

75点の絵画と61点の素描と版画の中で、特に注目の作品は「仮面の中の自画像(メナード美術館所蔵)」「陰謀」とのことです。そこに描かれている仮面の表情は、まさしく自分の心の奥にあるものなのか…。

「人間の心の奥底にある様々な感情を、ユーモラスに表現していて、肩を張らず、力を抜いて鑑賞でき、ホッとできる」っていうのが率直な感想です。(「陰謀」に描かれている一人が子どもを抱いているのですが、何故か坊主頭で着物を着ています。)

展覧会は豊田市美術館から始まり、その後、愛媛県、東京都、岩手県、最後に岡山県と巡回する予定です。豊田市で開催されている間に、どうぞ皆さんもご鑑賞ください。

美術品の鑑賞後、豊田市美術館講堂において、ベルギー大使館:リュック・リーバウト大使をお迎えして、開幕記念式典が行われ、参列させて頂きました。文化的なことまでしっかり把握され、ペーパーを見ないで、自分の言葉で挨拶をされた大使。当たり前と言ってしまえばそれまでですが…。

かくあるべき!政治家の一人として更なる研鑽を!と決意を新たにした日となりました。

 

 

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豊田市 小島政直
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