「広報とりで」に平成20年7月15日号から連載が続いてきた「ふるさと探訪」が平成29年9月15日号で90回を迎え、1号から90号までをまとめた冊子が刊行されました。
そのことを記念して講演会が行われました。
ふるさと探訪148ページに掲載されている、「世界遺産・国宝富岡製糸場と取手」と題して速水美智子氏による講演でした。
会場は満員です。
富岡製糸所長であった速水堅曹のモニュメントが平成20年に瑞法光寺に設置されたことや、片倉工業株式会社とのつながりです。
かつて取手駅東口前に片倉工業取手製作所があったそうで、ここでは「回転まぶし」と呼ばれる、蚕が繭を作りさなぎになる時の場所を区分した段ボール製の道具を製作していたとのことです。
このようなことから富岡製糸場と取手が結びつくことになります。後に取手製作所は埼玉県加須市に移転し、昭和48年3月にカタクラショッピングプラザが開業、現在はマンションへと姿を変えました。
この「ふるさと探訪」はとても読み応えがあります。
1冊500円で販売されております。