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バックナンバー 2017年 1月 17日

雪が心配されましたが、無事大津市への行政視察に出かけることができました。

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名古屋を過ぎた頃から、辺りの景色は雪景色に変わり、スピードダウンで走行し20分遅れでしたが京都に到着。

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京都→膳所→京坂膳所→別所と電車を乗り継ぎ大津市役所のある別所へ。

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駅を降りると目の前が市役所です。

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今回は合同視察ですので、委員会がダブっている議員もおりますので12名での視察となりました。

総務文教常任委員長の落合委員長より挨拶を行いました。

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取手市議会事務局職員が日本一の議会事務局職員と尊敬する清水克士大津市議会総務課長より直々にご説明いただきました。

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視察内容は子どものいじめ防止に関する条例制定についてと、議会の政策・立案機能の強化や、審議活性化についてを伺ってきました。

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いじめ防止条例に関しては平成23年10月に市内中学校生徒がいじめを受けて自死。

24年7月に議会運営委員会で「政策検討会議」の設置を決定し、「いじめ防止条例」の制定に向けて議論を開始。

17回の会議を経て25年4月1日に施行となりました。

条例の中では

7条に子どもの役割を設けたことが、大いに議論となったそうです。

条文は子どもは互いに思いやり共に支え合い、いじめのない明るい学校生活に努めるものとする。

2、子どもは、いじめを受けた場合には、一人で悩まず、家族、学校、友達又は関係機関等に相談することができる。

3、子どもは、いじめを発見した場合(いじめの疑いを認めた場合をを含む。)及び友だちからいじめの相談を受けた場合には、家族、学校又は関係機関等に相談することができる。

とあります。

この内容が子どもの役割→いじめられている子を見たら、通報しなくてはならないという後ろ盾を作ってあげる意味なのに、大人の責任転嫁だど批判を浴び議論した。

子どもの権利条約に関する 子どもの権利を保障してあげなくてはならない。

子どもは未完のものであって、子供の役割についてはそこは譲れないと主張する会派があり議論になった。

政策検討会議には基本各会派(一人会派も含む)から必ず一人が入ることになっているそうです。

テーマが決まった時に全会派から選出、政策提案会派から座長を出す仕組みになっているとのこと、その会派は基本2名を選出できることになっている。

非公開の建前で全会派参加。

最初がいじめ防止条例でしたので、非公開。

先ず、非公開としておくことで内容に応じて随時決定していく形をとっているそうです。

いじめ防止条例には11条に相談、通報又は情報の提供を定めており、市長部局にいじめ対策推進室が置かれ、嘱託職員として「相談調査相談員」(弁護士・臨床心理士4名)が直接相談や調整等の役割を担い、さらに大津の子どもをいじめから守る委員会が毎週委員会を開き状況把握に努めているのは素晴らしいと感じました。

加配を含め2億円の財政措置を行っているそうです。

いかに持続可能な政策としていくかが課題のようです。

議会改革に関しては、「未来を語る議会」、であるために政策立案できる議会を目指し、多様な大学とのパートナーシップの協定締結や27年8月には「議会ミッションロードマップ」の策定を行ったそうです。

大津市議会では、議員立法として(仮)土地利用基本条例、(仮)交通基本条例、議会における行政評価、若者の議会への関心と投票率向上の仕組み作り等の政策立案に着手しております。

現在の取手市議議会に足りない、政策立案に関し大変有効な事例を示していただき有意義な研修となりました。

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研修を担当いただいた、清水課長と取手市議会議会事務局課長補佐の職員には大変感謝申し上げます。

ありがとうございました。

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