真のとちぎ創生に向けて!その1
4月の全国統一選挙でも、大きな争点となりました地方創生元年の本年、2025年問題や2040年問題を今後、栃木県がどのように乗り越えていかねばならないか、より具体的な取組を議論し、決められた政策を1日も早く取り組むことが重要であります。
全国にはそのモデルとなる取組が数多く発表され、実際に進めている政策をさまざまな場所でお聞きしております。
その一端を先日、傾聴に値すると感じましたので、ご報告いたします。
徳島県神山町の取組をご紹介します。題して「神山プロジェクト」徳島県の中でも、過疎中の過疎の町といっても過言ではない。羽田空港から徳島空港まで1時間さらに車で1時間山村に入った町。若い人を呼び込むためには、生業が必要。伝統的産業である農林業これを創生することは、全国どこでもやっています。しかし、それではわが町には呼べない、来ない。ところが、人口減少社会をまっ正面から受け止め、芸術・文化で勝負。発想を逆転させ、そのような芸術・文化人を交えてアートフェスタを開催したところ、予想以上に集客。
回を重ねるごとに、若い芸術・文化の人たちの住み心地のよさを明言。町の住民のおもてなしの良さに、住んでみたいという好循環が起こり、少しずつ効果が表れている。そして、芸術・文化を起点として、移住者の農林業への興味もあがっていることから、まちなみが新たに形成され、にぎわいつつある商店街。やがて、農林業の振興も進めていけるその感触を確かめているところです。人間あきらめてはなりません。