Archive for 2007年 12月

 今日は、大坊を訪問。大坊から、観る景色は、最高。今日は、晴れて、田辺湾、白浜まで、大パノラマを楽しませていただきました。

 今、大坊は、蜜柑色。緑の葉っぱから、零れ落ちそうなくらい、たくさんのオレンジ色に輝く蜜柑が、たわわに実っていました。

 12月議会が始まり、訪問対話運動もストップしてしまいました。一般質問が終わったので、ようやく今日は、町内を中心に廻ることにしました。

 1軒のお宅で、「発達障害」についていろいろとお話を聞く機会を得ました。発達障害者への支援と共に、社会の理解が必要であると思いました。

 最近は、様々な障害を持った方も以前より、社会の中で、活動されていたり、働いておられるので、日常生活の中で、障害を持った方々に出会うことが多くなりました。しかし、外見的に障害が見えない方は、周りから、誤解されることが多いだろうと思います。分かっていれば、「そうか」と思えることでも、知らないために、誤解をしてしま事があります。 

 発達障害について漠然とした認識はありましたが、今日じっくりお話を伺い、まず、私自身から、発達障害について、勉強をしなくては思いました。

 

 町内会の役員の方々と、先日の陳情の結果を、担当課の職員から伺いました。

 児童、学生の通学路であり、高齢者も多いことから、交通量の増加による事故の危険性、排気ガスの問題等についての陳情でありましたが、なかなか、行政だけでは対応が難しいとの返事でありました。

 車社会との共存の問題は、イタチごっこのようで、対症療法的なことよりも、もう少し、根本的なところを考える必要があるのかもしれません。しかし、今できることも考えなければなりません。もっと研究する必要があります。

 4日間にわたる一般質問が終了。私は3日めの登壇でありました。

 今回は、「子どもの読書活動」について、「つどいの広場の常設」についての2点を質問しました。

 子どもの読書活動については、「田辺市子ども読書推進計画の進捗状況について」「新学校図書館図書整備5ヵ年計画について」そして、法律で義務つけられている「司書教諭の配置について」を質問しました。

 「田辺市子ども読書推進計画」については、財政上厳しい課題もあると思うけれど、出来る所から取り組んで欲しい、特に中央図書館建設については、早期に実現をして欲しい旨、強く要望いたしました。 

「新学校図書館図書整備5ヵ年計画」については、交付税措置によって、充実をしてきているが、さらにこの新しい計画での増額措置を十分生かして、計画を立て、学校図書館の充実をお願いしました。

 読書の重要性は広く認識され、市内各学校でも、各教室に本を配本し、読書の時間を取って、取り組んでいただいております。しかし、学校図書館の価値の認識はまだ、低いように思っています。と言うのは、司書教諭司書の配置がまだ、不十分だからです。

 日本学校図書館学会の方の記事を少し紹介します。「今日、益々学校図書館は、子ども自ら学ぶ力を育てる学習・情報センター、豊かな知性と感性を育む読書センターとしての機能が増大している。読書センターは、いじめ、不登校など「心の教育」などの課題に対し、有効な機能を発揮する。子どもが学校生活の中で、心がくつろぎ、癒され、、乾いた心に潤いを取り戻し、励ます場として機能するように運営する事が重要。提案として、資料管理から、支援管理への移行。つまり、無人の図書館からの脱皮である。従来の図書資料と共に、テープ、ビデオ、CD-ROM、インターネット等。子どもにとって興味関心をひき、知的好奇心を駆り立てる新鮮で、魅力的な本、資料を備えることである。」

 まさしく、そのとおりであると思います。「学校図書館は、暗くて、人もいない」このような所ではいけないのです。じっくりと そして、楽しく本に親しめる場。知的好奇心をそそる場、自分でどんどん好きなことを勉強していく場。また、本を通して様々な人生や人や堺と出会って行ける魅力的な場所。また、子どもの可能性を開いていける場所。そしてそこには導く人がいるのです。結ぶ人が大変重要なのです。

 こういう言葉にも出会いました。「学校図書館は、オアシス」「不登校ゼロ」。司書が配置され、学校図書館が、充実しているところは、「学校が楽しい」「標準ってテストの成績が高い。」という記事もありました。司書配置だけが、その要因とは言いませんが、司書が配置され、魅力的な運営の努力をしているところは、様々な効果が出ていると思います。ぜひ田辺市でも司書教諭司書が配置されるよう、引き続き、しっかりと取り組んで参りたいと思います。

 「つどいの広場」については、「好評の事業なので、回数や、時間、開設場所について、検討を重ね、できる限りの運営向上に取り組みたい」との答弁を頂きました。安心の子育てができるよう、子どもさんたちが、幸せに育っていけるよう、今後とも、充実に取り組んで参ります。

 党員さんから、お電話をいただいた。先日、ご相談をいただいた方が、今日訪問すると、とてもお元気になっておられるとの事。

 このような報告は本当に嬉しい。元気の元である。

 昨日は、あけぼの町内会と工業高校の合同の防災訓練で、私も炊き出しの訓練に参加をさせていただいた。日ごろの心構えと備えが、いざと言うときにはとても大事だ。体で覚えることが、パニックを緩和させ、適切な行動へとつながると思う。若く、力のある高校生が、高齢者を避難させるという訓練も、貴重なものだと思う。

 議会の一般質問の日も近づいているが、原稿はまだ、書けていない。今日は、これから、「第九」の公演会に出かける予定。毎年チケットを購入しているけれども、日程の関係でなかなか聴きに行くことができなかった。やっと、今年は行けることになった。

 知り合いの今年初めて合唱に参加をする方々、この方々は、仕事の関係で田辺に転入してこられたのですが、お二人とも学生時代グリークラブや、ママさんコーラスなどで、長年合唱活動をされてこられた方で、この「第九」をとても気に入っておられ、喜んで練習に参加されている。田辺人としてとても嬉しい限り・・・。そろそろ出かける準備をしよう。

 町内の婦人防火クラブの夜回廻りが始まった。20名以上のメンバー、町内会の役員さんたちで、2グループで1時間弱、一緒に廻らせていただいた。

  今日はわりと暖かかったけれど、日によっては、木枯らしが吹きすさび、夜の9時から外に出るのも勇気がいる。そんな中を50、60代の方々が廻ってく下さる。本当に頭が下がる思い。「自分さえ良ければ」という人たちが出てくる一方、このような活動を続けてくださる人達もまた、大勢いらっしゃる。外は寒いが、心は温かくなる。

 今日は12月にしては暖かく、廻り終えるとポカポカしてきた。皆さんと一緒に歩いて、声を出し、笑っていると、あっという間に時間が過ぎる。本当に楽しい。昼間の仕事、夜の会議で、少々疲れ気味だったけれど、歩いた後は、不思議とすっきり気持ちが良かった。

 公明党が全国的に進めている過疎地の調査のために、龍神村の2集落へ。

 今日は、中辺路を通って龍神へ。途中バイクのツーリングの方達に追い抜かれる。龍神村東で、地元の党員さんと待ち合わせ、案内をしていただく。そこから約30分。三つ又に到着。途中、紅葉が色鮮やかで、すばらしかった。しかし、道幅が狭く、対向車が来ると緊張するが、思ったほど車が多くなかったのは、丹ノ生川の温泉が、冬場閉鎖されたせいらしい。

 1件目のお宅で、75歳のひとり暮らしの女性からお話を伺う。今日は、新婚の息子さん夫婦が、御坊から来られているとの事。この集落は、15世帯、20人あまりが暮らしているそうだ。まったく若い方がいないそうで、ほとんどが、60、70代。村の祭りも今年は出来なかったそうだ。

 病院は、診療所から、週に3回、巡回に来てくれるので、安心との事。また、先日はドクターヘリも来てくれ、作業中に大怪我をした方が助かったと喜ばれていました。

 しかし、若い人たちは仕事がないので、出て行かざるをえない。住んでいる高齢者の方達は、交通の便が悪いことが、一番困っているとの事。バス停まで、単車で行って村の中心地で、買い物をするが、帰りのバスは、ずいぶん待たないとないそうだ。元気な間はいいが、単車に乗れなくなるとたちまち困ってしまう。「ここでずっと暮らしていかれるのですか」とお尋ねすると「冬は、町の子供の所に行くので、町が気にいっている」とのお返事だった。

  御坊に住んでいる息子さん夫婦が、「来年は、ここでお米を作りたい」と言っていると嬉しそうに話してくれた。

 次は、丹ノ生川へ。ここでもお一人暮らしの女性のお宅へ。最近、息子さんが帰られ、一緒にいるとの事。白内障の手術をされたばかりと言うことだったが、他に悪いところはなく、ご健康で、畑も作られているそうだ。子供さんは、都会におられるそうですが、「ここでずっと暮らしたい」と話されていました。

 短時間ではありましたが、少し生活をかいま見ることができたと思います。しっかりとお伺いした事を、党の政策にいかして、お応えしたいと思います。

 最後に、一番印象的だったのは、お二人とも、とても健康的、顔色がよく、お化粧をされていないのに、とてもお綺麗だったこと。さすが、美人湯の龍神の女性ですね。それと日々の活動のおかげでしょうか。

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田辺市 佐井昭子
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