バックナンバー 2012年 5月

津波の被害が予想され、かつ避難するべき高台がない沿岸部にある、民間の建物6棟から、市との協議の上で津波避難ビルの指定を頂いているが、先日、上屋敷にあるNTTのビルで上屋敷、片町、本町の町内会の代表、鍵を預かる役の方、市の防災担当が集まり、実践として門扉を開けたうえ、室内階段を登ってその屋上まで上る機会があった。

NTTには精密機器や守るべき情報が多く、普段は出入りができないのだが、特に、鍵を預かる事となった方達の、自身が門扉を開けるのが遅れる事で、助からない方が出るかもしれないという不安は大きく、特別に今回の実践となった。しかし、とはいえ、地域の誰かがこの役を担わなければならない。

海抜18Mの屋上で、市街地沿岸部をぐるり、360度見回すと、なるほど、ある程度の高さのある建物が良く分かった。アルティエホテル、紀南文化、新しい紀陽銀行、第一小等々・・。しかし、東北で見てきた光景と重ね合わせると、この地域も最悪の場合は、こころもとないとふと思ってしまったが、いやいや、どうあれ、ベストをつくすべきだ。一人でも多くの方に「逃げる」事を啓発し、「逃げない人」を無くさなければならない。

屋上では防災担当課長を囲んで質問会となり、多くの疑問が投げかけられたが、課長はその多くについて毅然と答えていた。昨年の3.11、9月の台風12号を乗り越え、担当は本当にたくましくなったと思った。

まだまだ、地域で取り組むべき事がたくさんある。自分も頑張らねばと思う。

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田辺市 小川浩樹
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