台風12号に災害により、当市の観光産業が大きく低迷している事を受け、11月に当局がその緊急性から専決により二千万円規模の予算を投入して、広く関西圏からの観光客を呼び込むためのキャンペーンを行う事となった。11月30日に大阪のホテルで、市長、ツーリズムビューロー、各観光協会による、プレスや旅行業関係者を集めた「こんなにあったか田辺キャンペーン」という、もう田辺は大丈夫ですとの記者会見、観光アピール、田辺特産物の試食会、12月1日、2日は新大阪駅の構内でキャンペーンのPRチラシを配布するイベントを実施すると聞き、その状況や皆さんの反応を見ておきたくて参加した。

11月30日については主催者側の大きな決意がうかがえる本当に良いイベントだったと感じた。この種のものはどうしても、行政主導の形式的なものが多いと感じているが、熱のこもった意欲のある内容だった。しらすやヒロメ、梅酒や南蛮焼などの地元産品も概ね好評だったようだ。

新大阪駅構内でのPRには、結局、はっぴを着てグッズ配付に参加。受け取ってもらえない方が多いのかと思っていたが、「和歌山田辺市、世界遺産の熊野古道、観光キャンペーンです」と声をあげると、多くの方が自ら「下さい」と声を掛けてきた。「熊野古道」にはこちらが思う以上に皆さんの興味があるのだと再認識した。

2日間の参加は本当に意義があったが、熱のこもった良いイベントだったというのは、観光業の落ち込みがいかにひどいもので、関係者の何とかしなければとの強い思いが現れているという事だ。インフラ整備などがなかなか追いつかず、まだまだ、台風被害が残るのだと改めて感じる。

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