バックナンバー 2011年 6月

先週、4日間かけて、宮城県、岩手県の被災地を訪問した。

・宮城県石巻市 もっともスムーズな運営とされる石巻市ボランティアセンターの視察、一般被災家屋での泥出しボランティア

・岩手県大船渡市、釜石市 湾の入り口に作った世界一と言われた大防潮堤の破損状況の視察

・岩手県宮古市 10Mの堤防でかこまれていた田老地区の被災の状況の視察

・岩手県陸前高田市、大槌町 沿岸部の平地がすべて破壊されたとされる同市同町の被災の状況の視察

等々を目的とし、少し強硬な日程ながら順次訪問させていただいたが、テレビの映像で見るのとは違い、その状況は本当に大変なものだった。陸前高田市では被災した平地の真ん中に立ったが、360度ぐるりと、何キロにも及び、4、5階建てのビルがぽつぽつと残るほかはすべてが破壊され、がれきのみが横たわっていた。山間部から入り、いきなりその光景が見えたときには唖然とし、街そのものが壊滅というその状況に大きなショックを受けた。

ぐるりを10M堤防にかこまれ、津波はこれを超えないとされた宮古市田老地区でも、その堤防の内側が壊滅状況にあった。大船渡の一文字突堤や釜石市の世界一の防潮堤の破損の様子などをみても、津波の威力の大きさを思い知るとともに、とにかく逃げるという意識徹底が何よりも大事だと確信した。

石巻市の専修大学内に設置されているボランティアセンターでは、その落ち着いた運営におどろいたが、勉強になることがたくさんあった。ボランティアの申込者順次8人が一つのチームとなり、一人のリーダーを決め、被災者の方からの依頼票を受け取る。資材庫から必要な道具を自分達で揃え、現場に向かい、泥出し、がれき撤去などの作業を行い、終わればセンターに戻り報告をして終わるというものだった。実際、リーダーとして2件の泥出し作業を行ったが、依頼者である被災された方から伺った震災当日の様子のお話は忘れられないものとなった。

4日間の行程を思い出しながら今、ブログを書いているが、目にしてきたものが現実のものでは無かったかのような錯覚さえある。しかし、これだけの災害が起こった事と多くの方が亡くなった事はまちがいのない事実だ。

3月11日以降、被災地に赴いて何か役に立てる事はないかや、又、田辺市の沿岸部の議員として今回の震災の被害状況を見ておかなければという思いから、いつどのような形での訪問がいいのかをずっと考えていたが、被災地の方の心情を考え、被災された方や向こうの自治体関係者などの手を煩わす事無く、あくまで自身の責任での視察と自己完結のボランティアでの日程を組んだ。

大変なショックも受け、又、深く心に刻むべき事の多い視察だったが、自身の大きな糧にしようと思う。

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田辺市 小川浩樹
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