バックナンバー 2011年 5月

南海地震発生の津波による浸水被害が予想される地域を対象とし、町内会長や自主防災会の方等々、地域の代表と市の防災当局との意見交換会が青少年研修センターで開催された。本来、参加する立場ではないながら、自身の地域も津波被害が心配な沿岸部ということもあり、是非聞いておきたいと無理を言って座らせてもらった。

東北、東日本の大震災以前、この地域でも起こるであろう南海地震の想定は最大マグニチュード8.6。そして、市はその津波による浸水予想地域を対象に今まで津波対策を行ってきたが、今回、さらに大規模の地震を想定し、津波浸水がおこる可能性のある64町を対象としての意見交換会を二度に分けて開催されるものだ。予想通り多くの意見、質問が飛び、今後の市の防災対策への意識の高さを伺わせるものとなった。

昭和の南海地震で多くの死者を出した新庄、文里地区などのように、田辺でも防災の先進といわれる地域の方の意見や、東北の大地震以降、今回初めて津波被害を考えなければならない事となった地域の方々の意見等々、真剣なやり取りとなった。

6月議会に向けて防災対策については、どういう形、テーマで市当局と議論をしていくべきかまだ考えている所があるが、自分自身は、財源を投じての設備充実以前に「とにかく地震がきたらまず、自身の命を守り、すぐに少しでも高い所にすぐに逃げる」という意識徹底が一番重要だと思っている。市当局も答えていたが、どれだけ避難路を確保し、避難所設備を整えても、逃げてくれなければ何の役にもたたない。百年単位で甚大な津波被害を受けてきた東方の地域でさえ、今回の津波で避難する必要がないとの判断で亡くなった方が多数にのぼるそうだ。

市当局に「一体、何メートルの津波がくるのか?」とか、「何階建ての建物に逃げればいいのか?」などの答えを求めるのは少し、酷に思うし、「20mの防潮堤で田辺湾ぐるりをかこむ」というのもすぐに現実のものとはならない。しかし、それぞれの家庭で真剣に防災の事を話し合い、いざという時の行動をそれぞれの生活の中で決めておき、かならずそれを実行してもらうという意識徹底を市民に促す作業は、市の責任として行うべきだと思っている。

二回目開催の18日も参加しようと思う。

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田辺市 小川浩樹
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