バックナンバー 2007年 10月

 奈良県十津川村長、田辺市長、代表議員、当局道路整備担当者らとともに国道168号(十津川〜本宮間)と国道425号(十津川〜龍神間)の整備促進の要望、陳情を和歌山県知事に対して行いました。

 救急搬送や観光資源利用のため、これらの道路整備要望は地元住民の方にとって切実な思いがあるようです。旧田辺市内に住む私ですが、旧龍神村、旧本宮町の議員とともに国道168号線整備促進協議会の一員となった事での参加でした。11月2日には、同じ要望を奈良県庁に行き、奈良県知事にも行う予定です。

 県下の公明党議員で、午前中、県庁南別館内に設置された防災センターを視察、午後議員総会が開催された。

防災センターでは、県の担当課長より、現状の取り組みや課題についての説明を受けた。阪神淡路大震災以降のいくつかの大地震の経験で、救援、救助というものが相当洗練され、様々なロス、ムダが少なくなってきたが、それぞれの地震の特徴が違うので、どんなに準備をしても必ず何かの不備が出てくる、それをカバーするのは地域力だという話が興味深かった。又、全ての家庭でまず、優先すべき備えは家具の転倒防止だというお話もきいた。以前、田辺市でも独居の高齢者宅などに市が助成をして家具転倒防止金具取り付けを行えないか質問した事がある。再度、研究しよう。

議員総会では、県下の医師不足問題、特に産科や小児科についての現状の意見交換などがあった。

 本日も建設消防委員会が開かれ、建設部関係の決算審議があった。自分が理解をしていない事業の内容などとともに、特に、多くの委託料にこだわって質問し意見を述べた。入札、契約についてを精査し続ける事は行政にとって長い将来に渡る課題であり又、使命だ。まだまだ、多くのムダがあると思う。

決算議案そのものに問題があるわけではないが、多くの疑問が残り、又、今後の改善を要望した。来年度予算以降、どのように変わっていくかを注視しようと思う。

 H18年度決算について、建設消防委員会の所管の審査が今日と明日行われる。今日は水道事業、消防についての審議があった。

田辺の水道料金は使用量が多いほど割増となり、少ないほど割安となる設定となっている。白浜町と上富田町から水を買っていることもあり、大事な水という資源をムダにしないため、節水を心がけるという姿勢が伺える体系だ。少子高齢化となり、独居の方も増えた。一番使用量の少ない枠の方たちが一番割安となるのはありがたい事だと思っているが、一方、この料金体系が設定された頃とは世相背景が大きく変わってきたのではないかとも考えている。こうすればいいという確信はないが、精査し、見直しを考えなければならない時がくると思う。審議の中で何点かの意見を述べた。

水道、消防の審議を併せて3時間、思ったより長時間の会議となった。

夜は人権擁護連盟主催の高齢者福祉についての講演会に出席した。今まであまり聞いた事のない切り口での有意義な講演だった。

紀南病院の組合議会が紀南病院内の会議場であった。この議会への参加は今回が初めてだが、田辺からは8名の議員、上富田町、白浜町、みなべ町からはそれぞれ2名の議員を選出して構成されている。公立紀南病院組合とは、紀南病院とこころの医療センター、紀南看護専門学校の運営主体で、今日はそのH18年度決算についての報告、質疑の場だった。

施設管理維持等の業務委託の今後についてを質問し、又H18年度決算の具体的な審議の中では委託料全般について、もっとムダを省くための精査をして欲しいと要望した。

この地方では紀南病院と南和歌山医療センターの二つで地域医療を支えているのが現実だが、特に紀南病院は多くの使命を背負っている印象がある。公立病院は地方に行くほど、赤字経営や医師不足、それによる産科、小児科の休診等、様々な問題を抱えているようだ。黒字経営を目指すべきだとは思わない、しかし、地域医療を支えるという使命を健全経営の上、果たして欲しいと思う。

 先月より支援者のお宅や企業を訪問する中で、父子家庭支援についての質問、要望等が何件かあった。一度、母子家庭と比べての状況を知っておくべきだと考えていたが、今日、父子家庭の方何人かからお話を伺った。

働いている間に子供をどこに預けるか、幼稚園や保育所、小学校が終了してからの時間をどこでどう過ごさせるかなど、多くの母子家庭や働くお母さんたちと同じ悩みを抱えていた。少しずつではあるが子育て支援施策により、延長保育や学童保育などが充実してきた事は喜ばしいがそれでも、近くにおじいさん、おばあさんがいなければ相当な苦労があるようだ。

母子家庭には児童扶養手当(母子手当)という経済的援助の制度があるが、父子家庭にはない。母子家庭よりも経済的には恵まれているという判断だろうが、同じ収入なら、同じ支援があるべきだと考えている。全国の自治体の中には父子手当のある所もある。研究をしようと思う。

 田辺・弁慶映画祭がこの三日間、紀南文化会館でフィルムコミッションやツーリズムビューロー等の主催により行われた。昨日と今日で5本の映画を見たが、今日は他に、医療費に関する相談と障害者支援に関する相談もあり、紀南文化を行ったり来たりの一日となった。

この三日で、映画祭というものが想像していたようなイベントではなく、実際どういうものか、又それが地域にどのように貢献するかなどもよく理解できた。来年以降も定着、発展するよう、スタッフを応援しようと思う。

コンペとして参加した若手監督の作品に本当に良かった映画があった。これだけたくさんの映画を見た事、又、見て良かったと思えた映画があったのも久しぶりでした。

夕刻より、弁慶祭りのメイン会場の扇ヶ浜に行ったが、多くの人だった。花火見物の方が多いのだとは思うが、年々、確実に人が増えているように思う。

 この週明けから、土木課に要望するべき、道路改修や側溝改修、外灯に関する相談が4件重なった。それぞれ、現場ですぐに処理できたもの、地元地域でもう少し様子を見なければならないもの、改修にはそれなりの費用がかかるため、来年度以降の要望とせざるを得ないとなったもの等々、一件ずつ対応した。

私は、この様な土木に関する相談は、必ず、各地域の町内会町に連絡をとる事にしている。各町内で要望をまとめ、市に改修要望する優先順位をつけているところが多いからだ。その結果、私に相談した方に順番が後回しになる事を理解してもらわなければならない事もあるし、町内会長が、町内での要望とは別として議員から個別に市に要望して下さいと言われる時もある。

しかし、どちらにしても、予算のかからないものはすぐに対応してもらえるし、予算のかかるものは、よほどの緊急性、危険性がなければじっくりと待たねばならない。そしてそれは、今の時勢にあっては当然の事だと思う。

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田辺市 小川浩樹
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