バックナンバー 2007年 8月

 市議会の建設消防委員会で田辺市内での管内視察があった。現在行われている道路事業や、住宅改良事業、防災対策事業等々の現場を15箇所、旧田辺、大塔、本宮、龍神と急ぎ足で見て回った。

ほとんどの事業は、地域の発展や利便性、又、安全のために必要な事業と納得できるものであったが、中にいくつか、本当にこの事業に予算を投下する意味があるのだろうかと感じたものがあった。今まで、所属してきた委員会が、福祉や教育、総務や企画に関することだったので、建設という所管の中で造られているハードを見て、考え、判断することに慣れていないのかも知れないが・・

晩には、紀南文化会館で行われた「田辺・弁慶映画祭キックオフパーティー」に参加した。スタッフは相当、見えない所で苦労をされているんだろうなと思ったが、それを超える、物事を仕上げる為のスピードと勢いを感じた。久しぶりに会った方が多く、様々な話をしました。

 田辺市の防災訓練があった。市内町内会をいくつかのブロックに分けて行うものだが、旧田辺市街地の48町内会の訓練が今日、26日だった。

紀伊半島沖で巨大地震が発生したとの想定で、9時の防災無線を合図に避難訓練をした。私の住む上屋敷は指定避難場所が紀南文化会館と、第一小学校にわかれている。私たち海に近い地域は紀南文化会館への避難となるが、近いとはいえ、津波が来るかもしれない中、海側に向かって歩くというのは、少し抵抗があった。又、訓練に参加している方が少ない事も気にかかった。

その後、消防署で行われた消化訓練と、大浜で行われたヘリコプターでの海難救助訓練を見学した。

 高齢者の介護サービスに関する相談が、お盆を挟んで何件か重なった。介護事業の内容をいくつかの事業所から伺ったり、又、市全体としての現在の状況を行政当局に伺ったりした。

この何年かで介護サービスというものは、本当に多種多様になり、又、事業所そのものの数も相当、増加した。週に何日か看て頂く、ショートステイや、その日一日のデイサービス等を組み合わせ、基本的には在宅で、介護者家族の負担を軽くするプランはほとんどすぐに可能な状況だという。しかし、それらを利用しながら、最終的には、多くのご家族が長期入所をさせてもらえる施設を探しているのも、変わらぬ現実のようだ。

介護の入所相談については、教訓にしようと思っている事がある。議員になったばかりの頃、「おばあちゃんの介護が大変で、今まで頑張ってきたが、もう、どうしようもない、なんとか一緒に施設を探してもらえないか」との相談を受け、その家族とともに、走り回ってようやく田辺市外で施設を見つけた。入所の当日の朝、そのおばあさんが、孫の方を何度も振り返りながら出てこられ、本当に悲しそうな顔で車に乗りこんだのを見て、大きなショックを受けた。当のおばあさんは当然、施設になど、行きたくはない。自分は何を手伝ったのだろうかと思った。

介護する家族の思いと、介護を受けている方の思いには当然大きなギャップがある。しかし、私たちは、その家族の方からの相談を受ける事が多い。良かれと思って早急に動く事が本当に良い事かは考えなければならないと思うようになった。以来、介護施設への長期入所の相談には、どんなに大変でも、もう一度、家族とともに在宅でという方法がないか、一緒に考えるようにしてきた。

在宅ありきのサービスが多様になる事は嬉しい方向だ。しかし、単に事業所がどんどん増えている今の状況は、介護保険料への跳ね返りやサービスの低下を招く問題だ。

 9月2日告示、7日投票となる有田市議選を控え、諏訪秀夫予定候補の事務所開きがあり参加させていただきました。有田の方にとっては、参院選後、息つく間もなくこの選挙に突入する事となる。出来る限りのお手伝いをしようと思う。

帰りに、以前から一度寄りたいと思っていた広川町の津波防災教育センターを見学した。その建物は、地元の人たちによって作られた有名な堤防のすぐ近くに浜口吾陵邸とともに、稲村の火の館として建てられていて、思ったよりも大規模で立派なものだった。子供から大人まで津波に危機意識を持ってもらえるように様々な工夫がされており、多くの方が訪れているとの事だった。

津波がきたらどうなるかという10分程の立体映画を見たが、これが、相当なインパクトだった。南海地震が発生し、和歌山県に沖から津波が押し寄せ、逃げる人、津波に巻き込まれる人、流される車や家屋という内容が、リアルな映像の中で一気に上映される。「ここは、どうするべきでしょう?」とか、「だから、こうしておきましょう。」というような説明等は全く無く、とにかく一刻も早く高いところへ逃げる、遅れたら巻き込まれて命を落とすという事を印象付けるものだ。津波の本当の怖さを知っている土地柄だからこそ、悠長なものではなく、こういう内容になったんだろうし、又、危機意識を持って頂く事が目的なら、本来こうあるべきだと思った。

帰りは、このセンターのとなりのテントでうどんを売っていたおばさん達と、長い時間雑談をしてから帰りました。

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田辺市 小川浩樹
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