バックナンバー 2006年 12月 7日

商店連合会主催のまちづくり三法、中心市街地活性化法の活用等についての勉強会があり、参加させて頂きました。

 以前にも書きましたが、私は、中心市街地の活性化については、大型店舗の出店規制だけではなく、旧市街地への住宅供給や、郊外の農地が宅地に転用される事の規制、新しい道路沿いの両脇にサラ地を作らせない事等々を、一度に行わなければ効果がないと考えています。6月議会で、市長に対し、総合的にリーダーシップをとって欲しいと要望をしましたが、それには、様々なハードルを乗り越えた上での、大きな決断が必要だと思っています。今日の講師の方も、首長ら自治体の政治的な判断に大きく左右されるというニュアンスのお話をしていました。

 今回国から、大型店舗の郊外への出店規制が厳しくなりましたが、その対象は一万m²以上の店舗です。しかし、田辺のような地方都市に一万m²以上の店舗が何件も建つというのは現実的ではありません。逆にバイパス沿いに何千m²かのスーパーが出店するだけで、商店街にとっては十分脅威です。国の基準を一万m²よりももっと下げて欲しかったという意見を、愚痴も含め講師の方にぶつけたら、「だから、地域の実情に合うようなまちづくりを考え、その自治体にあったルールをつくっていかなくてはいけないのです。」と返されました。

 その通りだと思って反省をしました。すこし、柔軟に考えることが出来るようになったようで、本当に有意義でした。市のまちづくりの基本計画や、先進地の独自のまちづくり条例などについて、もう一度、一から調べてみようと思います。

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田辺市 小川浩樹
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