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全国のピンクリボンアドバイザー同士の交流と活動の活性化を図ることを目的に、初のアニュアルミーティングが5月20・21日の二日間にわたり、がん研究会有明病院 吉田記念講堂で催され、PRA仲間の本間議員と稲城市の市瀬議員と共に参加しました。

2017.5.20②

 

初日は3時間の教育セミナーと親睦会。 福田理事長のお講義は「自己触診(健診)について」。乳がん検診の目的は死亡率の減少です。それは最大の“利益”なわけですが、視触診検診は死亡率減少効果が証明されず、行わないこととなった経緯について丁寧にご説明頂きました。その話は、先月のイベントのためのチラシ制作した時、担当課長が「40~49歳の自己負担費用を4月から2,500円➔2,000円にするのは、視触診がなくなったからです」と聞いていたので、『そのことね~』と納得だったのですが、自己触診(検診)も利益と不利益で考えると、推奨に反対の意見があることをお聞きして、「何っ?!」正直一瞬固まってしまいました。しかし、「①日本では自己発見乳がんが多い ②自己触診はにゅがん検診を受ける推進力になる ③自己触診は乳がんについて考えるきっかけになる…などの理由で必要と考える!」「自己検診は自分の乳房や身体の健康のための『乳房との会話』である」と明確に示して下さり、PRAへ大きな期待を寄せてくださいました。

小林教授からは今話題の「高濃度乳房について」。高濃度乳房とは、「マンモグラフィのみで使用される言葉であり、高濃度乳房は病気ではなく個性である」と冒頭教えて頂きました。がん検診のあり方に関する検討会の資料で出された提言では、J-STARTで乳房超音波検査による感度やがん発見率の向上は示されましたが、対策型検診(市町村が行う検診)において、受診者に乳房の構成(脂肪性・乳腺散在・不均一高濃度・極めて高濃度)を通知することは時期尚早としていることのお話も伺いました。しかし、乳房の構成を知ることは個人の権利であり、すでに通知を行っている施設や自治体がある中、医療従事者や各市町村の今後の大きな検討課題では。いずれにしても“病気ではなく個性である”ことをしっかり理解し、高濃度乳房と言われても動揺しないよう、正しい情報の啓発が大切だと思いました。

乳腺外科医長の片岡ドクターのお講義は「治療に向き合うために」と題して、患者の年齢や体力に応じた適切なサポートケアを行うことによって、治療効果が高くなってきている現状をお話しくださいました。特に人生まだまだこれからという若年患者の場合、治療後の結婚や妊娠を考慮した適切な治療の情報提供や、本人自ら意思決定できる支援が本当に大切であると思いました。

湘南記念病院乳がんセンター長の土井ドクターは、乳がん治療薬が開発されたことによって術式が大きく変化したことを、実際の画像を示して教えてくださいました。

最後は「戸山ハイツ商店街暮らしの保健室」で有名な秋山正子先生。2016年10月に豊洲にオープンした「NPO法人マギーズ東京」のセンター長として登壇されました。病院と家の間にある第2の我が家のような“居場所”…予約なし、料金無料、いつでもどんな時でも何でも相談できる。勇気をもって一歩前へを支援する、そんな居場所がマギー。終了後、その節は・・・とご挨拶させていただきました。

講堂内での撮影が禁止だったので残念。 親睦会では改めて自己紹介!やはり泊りがけで全国各地から集ってました(会話に夢中で写真撮るの忘れた~(^^;)

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