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岡山市 竹之内則夫
no.1city@pure.ocn.ne.jp
バックナンバー 2013年 9月

「秋の交通安全市民運動」真っ只中。早朝、上道駅前で、城東台小学校の児童が書いてくれた交通安全レター約220通を通勤される皆様にお渡ししました。参加されたのは城東台交通安全母の会、警察協助員、岡山東警察署、岡山市生活安全課のみなさまです。私は今日は城東台学区交通安全対策協議会会長の立場です。みなさまがスムーズに活動できるようマイクで呼びかけ役に。こういうの、結構ハマってきたかも。

高谷市長、最後の議会を終えて笑顔で。

高谷市長にとっては2期8年の任期の最後となる9月定例市議会。
最後に登壇され、感極まって嗚咽と涙が溢れつつ挨拶を締めくくられました。
議席からは議員が立ち上がって拍手で労をねぎらう“異例”の一幕。
終了後、各会派の控室へ挨拶に回られ、再び目を潤ませ、ハンカチを目元に。
記念撮影でやっと笑顔を見せられました。本当にお疲れ様でした。

実りの秋へと季節が移り、地域では敬老会・運動会・秋まつりが開催されています。政令市・岡山もこの秋、あらたなステージへと移ることとなり、議員にも一層の政策力が求められることになります。
私は今回も初日に質問に立ちました(実は当選以来26回続けています)。以下、ご報告いたします。

◆施設というリスク
社会の高齢化が進むについて社会保障費が増大することは皆様よくご存知ですが、これと同様に高度成長期に建設された公共施設が老朽化の適齢期を迎えると更新・改修に多額の費用が発生することは意外と知られていません。
岡山市は8月末に、今後40年間にどれだけの更新費用が必要になるかという推計を公表しました(私が議会で再三求めてきたデータです)。
これによると、公共施設(ハコモノ)の改修等に過去5年間に使ってきた金額の年平均は55億円。これから40年間に必要な金額の年平均は205億円です。その差、毎年約150億円。そうです、これから急激に増加するのです。他にインフラ(道路、橋梁や上下水道)、プラント(ごみ焼却場や汚水処理場)も合わせると、毎年今より約200億円お金がかかる計算です。正直かなりやっかいな額です。

◆総論賛成、各論反対を越える
今までと較べて一番お金を食うのがハコモノ施設。そして、道路や橋を減らすわけにはなかなかいかないとなると、総量削減のターゲットはどうしたってハコモノになります。もし結論を先送りすれば、次世代に大きな負担を押し付けることになるのは社会保障改革とよく似ています。
なのにです、改めて周りを見渡してみると、学校の耐震改修同様に、公共施設のあり方の改革についても、岡山市は他都市に比べ出遅れているのです。
先行する自治体を見てみると、財政の持続可能の観点から、更新に多額の税金がかかる市の施設のあり方を見直すことを表明しても、そう反対は出ていません。総論賛成というやつです。
しかしこれが各論になるとそうはいきません。施設を減らす再編・統廃合に向かうということは、市民に納得していただく戦いなのです。

◆市民のためには、より早くより的確に
そこで、どれくらいの施設量を残せるのかを、財政状況と相談しながら算出する作業にかかると同時に、今ある施設は充分に活用されているのか、必要な機能は何なのかなど、市民の視点で客観的で合理性のある分析が欠かせません。
また、そんなに大事なことなら念入りに調査・分析するのが良いかと言えばそうでもありません。
社会資本の老朽化は「緩やかに忍び寄る危機」とも自治体財政の時限爆弾とも言われています。遅れるほどリスクも痛みも増えます。それにそもそも、岡山市は取り掛かり自体も遅いのです。スピードを上げていかなければなりません。
こうした認識を示したうえで、いくつか課題を指摘しながら質しました。

◆マネジメント手法は2系統
マネジメントには大きくふたつの方向があります。
ひとつは、既存施設の老朽化に対して、財政負担をできるだけ抑えて効率よく更新するやり方です。
これをやるには岡山市が持っている施設のカルテが手際よく整理されていなければなりませんが、部署部署が自分たちのルールで管理したり、あるいは管理していなかったりするものですから、今年から同じルールでひとまとめにする調査を始めたばかりです。
ところが、この調査は、「一般施設(役所やホールや図書館など)」だけの調査で、しかも何年もかかるというのです。そりゃダメです。
◇ちゃんと全体を一元管理する、スピードアップするとの答弁を得、重ねての質問で、これを「施設活用マネジメント室」がやると、明言していただきました。

もうひとつは、現状の施設配置を再検討し再編・統廃合(要は削減です)を行うやり方です。
実はこっちは手つかずでした。で、冒頭の推計が出たものですから、推計をテコに再編・統廃合に向かう意思をまず確認しました。
◇これはきちんと表明がありました。じゃあ何でわざわざ聞いたのかと思われるでしょうが、推計を載せた資料には、ひとつめの「更新」については触れられていましたが、もうひとつの「再編・統廃合」には一言も触れていなかったからです。

◆ここが改革の核心!

次に、では取り組むのなら、その仕事をする新組織を来春にはつくるよう求めました。
なぜかというと、この仕事は難題です。いままでタテ割りで各局がやっていたのを再編・削減するというのはかなりの力仕事になりますので、全庁を動かせる強力な布陣を敷かないと前に行きません。また、とかく行政は「連携」してやると言いたがります。しかし私の経験からいうと新しい仕事は新しい部署をつくってやらないと「仕事にならない」のです。
◇まず、財政局長が「調査が終わったら組織をつくる」と答えました。前述のように、確かに今、「更新」のための調査にかかっています。しかし、「更新」の調査はハード面が中心。一方「再編・統廃合」にはソフト面の調査が欠かせません。目的が違えば調査も変わるのです。再質問に副市長が答えましたが明言はされませんでした。打ち込みはできたと思うのですが・・・。

◆公民館、今のままでは部分最適
今、岡山市では、各中学校区単位で公民館に証明書の発行などの市民サービス窓口を併設する複合化計画があります。
これ自体は良いプランです(役所が閉まる土日祝にも対応できます)。私自身、過去において推進するべきだと申し上げてきた経緯もあります。
しかし、「推計」が公表され、公共施設全体を見渡した改革が求められている今、ここは逆に立ち止まって再検討した方が良さそうです。
中学校区でもっと必要とされる機能(例えば地域福祉など)もあるかもしれない。主体が役所でなくてもできるかもしれない。それぞれの中学校区の方々に考えてもらった方が良いかもしれない。
おまけに公民館条例に縛られては自由な発想がでてこないので、そこも含めてリセットしませんかという提案をさせていただきました。
◇「一元的なデータ集積が進めば、市民ニーズに合った機能も視野に入れ柔軟な対応を図っていく必要も出てくる」との、一見前向きなようで主体性の見えない答弁でした。ニーズを汲み上げる仕組み、既存のフレームからの変更を可能にする仕組みに手をつけていくべきです。(余談ですが、役所言葉での答弁を聞いて、即座にそこに巧妙に隠された逃げや現状肯定を見抜くのはかなりの難度です。(それに引き換え議員は質問原稿を三日前に提出です)

◆サービスを学区で考えるだけで良いか?
一方、多くの現役世代が、学区という枠を超えたライフスタイル・暮らし方をしていることを思う時、行政サービスを提供する施設の配置もそれに対応するよう検討がなされなければなりません。
私はこれまで役所の土日開庁や時間延長を求めてきましたが、むしろ岡山駅周辺に多くの若者や子育て世代、また働く世代のために制度設計された総合的な行政施設が必要ではないかと思っています。

◆公立幼稚園、保育園の改革
国の基本指針案がまとまったことから、岡山市は事業計画案を来年度前半までにまとめることになります。そのためには、保育量の見込みやエリアごとの施設の配置等の計画を先行して示さなければなりません。
量の見込みは、今の保留児対策だけでなく潜在する保育ニーズをどう的確に捕捉するかが求められ、今後の取り組みのベースになるだけに気になるところですし、施設の統廃合を含めた配置計画は確実に各論反対の嵐にさらされます。
◇年度内にとりまとめるとの答弁がありました。腹を決めて前進し、何があってもブレないよう期待しています。

◆小学生の放課後をどう支えるか
保育・教育の量と質に関しては就学前だけでなく放課後における児童についても同様、課題となっています。
ひとつには量・質ともに運営する人材確保が課題ですが、それ以外にも量の面では、放課後児童クラブが6年生までの受け入れになると、ハード面の不足に対応するには抜本的な見直しが必要になります。
また質の面では、学習等の良好な環境確保や選択肢の提供も重要です。市として今まで以上に課題解決に関わっていくことが求められます。ここもポイントはタテ割りの部局が一体となって取り組むことができるかどうかです。
◇岡山っ子育成局と教育委員会が実務者による検討チームを立ち上げるとの、前向きな答えがありました。

11時に竹原地域に避難勧告、角山小学校へは10世帯20人が避難されました。正午前からは岡山県の総合防災情報システムはアクセス過多のためかつながりません。午後1時に砂川の水位は6.13m。昨年7月のような越水の手前までいきました。少しまとまった雨が降ると、その都度心配な砂川。写真の樹木も土手に生えているものばかりではありません。砂が堆積した川の中にあちこち茂っているのです。避難所では、「ちょっと降る度に、こうしょっちゅうではねぇ」と嘆く声が。抜本的な改良がベストですが、浸かるところは決まっています。嵩上げを至急していただくよう区でまとまって要望を上げたいと思います。

芝植えから皆様にご協力いただいてきた広場のネーミング募集を8月24日に締め切りました。
「城東台〇〇広場」の「〇〇」に227名がお寄せいただいた名称はなんと101点。
いやぁ、でてくるもんですなぁ、と感激することしきり。
9月の16日に行う広場の開所式で命名お披露目をすることになりました。
地域のみなさまに応援・ご協力いただき、なんとかここまで漕ぎ着けました。
ありがたいの一言です。