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岡山市 竹之内則夫
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バックナンバー 2012年 5月

本日、国交省をはじめとした大がかりな水防演習がありました。1週間前には、わが城東台で有志による防災ミーティングが開かれました。そのまた1週間前には学区でも消防署のご協力で防災セミナーが。私もこの5月は防災士として7か所で拙いながらも講師を務めさせていただきました。強く申し上げたのは「自宅で死なないこと」。釜石の奇跡でお馴染みになった群馬大学の片田教授いわく「今できることを全力で備えよ」! そう、まずは自助からです。

西大寺地方原爆被爆者の会の第53回定期総会が、初参加の岡本東区長(岡山市長代理)、武久瀬戸内市長等ご出席のもと、西大寺公民館で開催されました。
各来賓からは東日本大震災や被爆体験の風化懸念等について言及がありましたが、私は被爆者の皆様に対しては、原爆症認定基準をどう変えるのかということが一番の課題だと思います。

挨拶をされる妹尾要会長

2008年には当時としては厚生労働省の改革案から踏み込んだ抜本改革を私たち与党が推進し、翌09年には在外被爆者の被爆手帳の海外申請を可能とする議員立法を成立させ、また原爆症認定訴訟において一括解決に向けた確認書を原告団と交わし解決を約束するなど、公明党は一貫してリードしてきました。
その後民主党政権に替わったことで宙に浮いた原告救済措置を、被爆者団体の皆様からの不安の声を受けて、自民党・民主党の担当者に働きかけて議員立法で基金の創設まで推進したのも私たち(公明党原爆被害者対策委員会委員長は谷合正明参議院議員)です。
そして今、問題なのは、基金ができても厚生労働省が消極的な認定態度を変更せず、認定却下が相次ぎ、それを不服とした提訴が繰り返されてしまうことです。原告以外に8000人の審査待ち被害者がいらっしゃり(平均年齢は77歳を超えている)、新たな訴訟を招かないよう、被爆の実態に沿った、あるいは被害者の立場に立った認定制度の抜本的な見直しに取り組まなければなりません。谷合委員長も繊月の日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の集会でそのことを訴えていました。

意外と少人数の講座でした。

平成24年度NOMA行政管理講座に名古屋へ出かけました。テーマは「地域福祉」。講師は日本福祉大学社会福祉学部教授 野口定久氏。
冒頭、「地域課題への「応戦」として地域福祉を考察していく講義です」と、講義の位置づけを話され、期待感が高まりました。
時間配分には幾分難がありましたが、興味深く、また実践的な気付きのある内容で、収穫ありです。
概要は以下の通り(箇条書きですみません)。

◆現代日本が抱える3つの危機
①人口構造の危機
②経済危機
③自然環境エネルギー危機
◆地域福祉の概念
社会福祉と違い、地域福祉はもともと行政の政策からは抜け落ちていた。
◆これからの高齢者政策の方向と対応システム
このままでは介護保険の第6期はパンクする。
健康状態の推移を3段階に分けると
1)健康かつ就労が期待されるゾーン
2)介護予防が期待されるゾ-ン
3)要支援・要介護のゾーン
このうち
1)健康と就労について、「健康」は個人の自己責任、「就労」は企業や市場すなわち民間の問題と行政は言ってきた。しかしこう言っててはダメ。健康と就労に積極的に政策を打ち出していくことが重要。
2)介護予防を介護保険を使ってやらない。包括の専門職はこっちに手を取られないこと。ここは一般行政施策でやる。
つまり行政が、1)と2)を強化して対応すべき。
3)を介護保険でやる。専門職は相談を受けるだけ聞くだけでなく対応まできちんとすること。
◆地域福祉の目標
福祉コミュニティをつくるという意思が要る。
福祉コミュニティの拠点形成=居場所をつくる
次に出番を作ることが大事・・・このプログラムがない
どういう場所にどういうプログラムを用意するのか。
サービスを供給していく側からは、中学校区が単位としてちょうど良い
◆コンパクトシティ
コンパクトシティで本当に良いのか?
集落がなくなったときの日本の社会はどうなるのか?
集落を残し自然を守る政策も同時に必要ではないか?
集落を守れば都市が守られる(自然生態系と人間社会システムは共生している。再生が必要である)。
自然生態系を守っているのは集落、集落に住んでいる人。
「水を守るには山を守るしかない。そしてその山を守るには山を守っている人を守るしかない。」(宮崎日日新聞『ふるさとを忘れた都市への手紙』より)
◆地域福祉計画の相関図
①高齢者保健福祉計画、障碍者福祉計画、健康21、次世代育成支援計画などは数値目標を持ち個別に計画されているが、それらの個々の計画の中で地域でやったほうが良い部分を地域福祉計画にまとめることで繋げていくことができる。
②地域福祉計画は、保健福祉の領域(タテ割り)を超えて、総合計画、防災計画、地域再生計画、まちづくり計画などと連携できる。・・・地域福祉計画は広がりを持つことができる。
※総合計画と地域福祉計画の範域と関係が紛らわしくなる
これは、行政と住民の間の役割分担の違い。行政は公助のウエイトが高く、住民は自助のウエイトが高い(だから市民がつくる)
◆地域福祉計画の構図
第1部 市民計画
第2部 行政計画・・・市民が作った計画の基盤整備を行政がしていく
第3部 社会福祉協議会活動計画・・・市民の活動を専門的な立場で組織化し支えていく。

市民会議を作っていく。とてもうまくできているところはどこの自治体・・・桑名市
◆ソーシャルキャピタル
ソーシャルキャピタルの指数が高いところは刑法犯罪率が低い(近所つきあい、相互扶助、社会活動への参加)。
ソーシャルキャピタルの指数が高いところは合計特殊出生率が高い
◆ソーシャルキャピタル親密圏の再編
町内会(旧住民層)と、NPO、あるいは新しい住民層が、集う、一緒に活動をすることが大事。
ビジネスの手法で社会的課題を解決する。

五月晴れの下、元気にラジ体操です。

この5月19日を皮切りに小学校の運動会が次々と開催されますが、それに先駆け各学区で学区民体育大会が始まりました。
改正の五月晴れの下、私は古都学区の開会式に参加させていただきました。運営に携わっていらっしゃる皆様にとっては、晴天・無事故が何よりのご褒美です。この時期は地域行事が立て込んでいますから、雨天順延にでもなったら来週の溝掃除はどうしようとか、一人何役も掛け持ちされていらっしゃるだけに、ご苦労・気苦労も大変です。
続いて、開会式を失礼した平島学区の安全・安心ネットワーク祭におじゃまいたしました。今回は防災訓練と防災研修に特化されて盛りだくさんのメニューです。すでに土嚢づくり、避難訓練、救急訓練を終え、体育館に移動して大震災の映像を見ながら防災の講義が始まっていました。

平島のみなさまは本当に熱心です。

実はこの体育館でのメニューは午後から(私の地元の)城東台学区でも行っていただくことになっています。その午後のスケジュールはコミュニティ協議会の総会と安全・安心ネットワークの総会に引き続いて防災セミナーとなっていたのですが、私は谷垣総裁が来岡されての自民党の懇談会へ出席です。(城東台のみなさまごめんなさい。その分、19時からの連合町内会例会に出席、22時過ぎまで役員の皆様と協議させていただきました)

講師の江藤俊昭・山梨学院大学法学部教授

5月9日~10日、平成24年度第1回「市町村議会議員特別セミナー」(千葉県、市町村職員中央研修所)に行ってきました。講師陣の顔ぶれが良く、実りの多いセミナーでした。
田﨑史郎氏(時事通信社解説委員)の講演では、原発再稼働と防災対策を巡る世論について、「安全の問題が「1」か「0」かの問題になってきている。例えば最大津波高でも確率は低くても高知での最大は34.4メートル。では海岸線にそれだけの防潮堤を作れるのか、費用対効果はどうなのか。90%安全にといった視点がなくなってきている」と、指摘があり、「政治の劣化が言われるが、今、国民(有権者)が劣化している。」と、憂慮されていました。
財部誠一氏(経済ジャーナリスト)は、企業活動も、農業もサプライチェーンの一部からバリューチェーン全体を考えたビジネスモデルへの転換を訴えられました。特に、「日本の地方経済は、農業の活性化なしには成立しない。農業は儲かるんです。」と、土づくりで勝負する農業事例として紹介のあったエーザイ生科研株式会社、富士食品工業株式会社の話は、地元・岡山で土づくり(堆肥)で頑張っておられる農家と日頃から懇談させていただいている私にとって勇気をいただいた思いでした。ちなみに財部氏とは大学の同期で、活躍をうれしく思います。
江藤俊昭氏(山梨学院大学法学部教授)の講演はテンポが良く内容は盛りだくさんで、特に議会基本条例の制定に向けこの1年取り組んでいる私にとっては(自分の勉強不足を反省しつつ)、多くの示唆をいただきました。議会は議事機関(討議して議決する)、この意味するところ。そして説明責任との関連など。
その裏返しとして、議会が執行機関への質問の場になっていることで、議員(会派)同士の討議が分断されている現実は執行機関に有利といえる。ここに気付くべきだとご指摘をいただきました。そして最後に、行政改革の視点は効率性重視だが、議会改革の視点は地域民主主義の実現、住民自治の実現であり、まったく別物。削減ではなく、住民自治のための制度をどう創っていくのかをまず考えなければならないと。

島根原子館の駐車場から眺めた1号機と2号機

初めて中国電力㈱の島根原子力発電所へ視察に行きました。事前に申し込みをするのですが(申し込みは谷合参議院議員事務所でしていただきました)、防護服のサイズとのことで、ウエストや靴のサイズを聞かれましたので、けっこう緊張もので出かけました。(実際は、それは聞き間違いだったようです)
説明をいただいたのち、視察服に着替え(安全靴とヘルメット着用)、ゲートのセキュリティチェックを受けてトンネルをくぐると、間近に原子力発電所が見える高台に。そこには日本ではいち早く設置したという緊急用のガスタービン発電機が2台(昨年12月に運用開始)、また15メートルの防潮堤をはじめ津波や地震対策に現時点で約400億円を投入していますとの説明を受け、ウラン燃料と制御棒をセットするだけになっている3号機の施設に入らせていただきました。総工費は約4600億円だそうです。
入り口をはじめ万が一に備えて電源喪失を回避するために、3.11後設置したという水密扉を至る所で見かけました。理論的には幾重にもリスクヘッジがなされていることを確認することができました。また、1号機2号機についても経年化への対処と長寿命化の手立てが万全になされているとの説明は偽りのないところだと思います。あとは地元の理解と政府の判断ということなのでしょう。
しかし、まだ稼働していない3号機の原子炉建屋や中央制御室を見学した正直な感想を言えば、まったく個人的な反応で申し訳ないのですが、生理的に受け付けない感覚に支配されました。人や自然の営みに比べると禍禍(まがまが)し過ぎるのです。
要塞のようなコンクリートと鋼鉄に覆われ、こんなに念入りに重層的に警戒態勢をとっていることの安心感よりも、とらなければならない代物だという不気味さが勝るのです。
もちろんこれは政治的発言でも科学的発言でもありません。島根原子力発電所はいままでも安全でしたし、これからも恐らく安全なのでしょう。「恐らく」です。
より政治的に言えば、代替エネルギーとの文脈の話になるでしょうから、方向は「脱原発」で当座は慎重に継続せざるを得ないというのが妥当な落としどころになるのでしょう。社会的リスクと安全性のリスクを睨みながら、ソフトランディングへと英知を結集するしかありません。中央制御室のガラスの前でネクタイの結び目を急に息苦しく感じた以上に正直気の重い話です。

日本庭園をバックに。

ちなみに道中、足立美術館に立ち寄りました。ここの日本庭園はまったくもって見事です。年中無休ですのでいつ庭師さんは頑張っているのかとお聞きしたところ、早朝に働かれているそうです。
この日は横山大観とともに竹内栖鳳の特別展が開催中でした。でもやっぱり私は大観が好きですね。のんびりとした「麗日」の絵葉書を2枚買いました。(著作権でアップできませんのでネットで検索してみてください。)