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岡山市 竹之内則夫
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バックナンバー 2011年 12月

常連とはいかないが、疲れたときにランチに立ち寄る家庭料理の店が西大寺の五福通りにある(あるとはいっても、あるのは明日までだが)。そのお店は「の村」。写真の左奥の「さとちゃん」とその仲間たち主客で成り立っている不思議なごはん屋だ。多くの常連さんにとっては、ここはすでに暮らしの一部を構成しているので、みなさん来年からどうしていいのか定まっているようでもないし、今からそんな心配をしない方々ばかりが集いあっているようでもある。ともあれ、クチコミで人が吸い寄せられてきたスポットが明日でなくなるのは何ともさみしい限りである。
さて、この店にも、また五福通りのいくつかの店舗等にNHKドラマスペシャル「とんび」放映のでかいポスターが貼ってある。「の村」の隣の部屋には、そのロケのセットがそのまま展示?してある。また、私の選挙があった4月の最中にロケが行われたALWAYS三丁目の夕日64も封切られる。ここの常連さんもエンディングやクレジットで登場するようだが、終わりと始まりが同居しているような、コントラストがなんともやるせない。
ただ、そう心配は要らない。寂れるわけではない(すでに随分寂れているのは間違いないが)。「の村」のまわりには、充分にエネルギーに満ちた面々が集っていて、醸し出す空気というか、間違いなく次の何かが生まれてくる「気」があるからだ。
ちなみに、この人たちは政治に頼らないし期待もしていない。私の出番は今のところないが、お役に立ちたい面々ではある。ともあれさとちゃんお疲れ様でした。

12月15日、11月定例市議会の終了後、公明党岡山市議団(8名)は市長室を訪れ、高谷市長に来年度の予算要望を行いました。
特に重点として
・基幹業務システムの整備に合わせて窓口サービス等のワンストップ化を推進すること
・医療先進都市として、特に「うつ対策」「疾病予防」に取り組むこと。
・(仮称)岡山総合医療センターの整備に合わせて、性犯罪被害者のためのワンストップ支援体制を設けること。
・この度、諸課題が顕在化した雨水排水対策や防災対策の推進と、女性の視点での防災対策を図ること。
・若者の雇用と住宅対策を推進すること。
・スポーツ、芸術、教育の振興で都市の魅力化を図ること。
などについて市長と30分あまりにわたって意見交換を行いました。
市長は、「他所がやっとらんことをやらんといけん(他都市がまだ取り組んでいない施策をやるべきだ)」、「大きいことでのうても日本一になることをやらんといけん(規模の大きな施策ではなくても、日本一となる取り組みをやろう)」と意気込みを語られ、大いに賛同してくださいました。
例えば、うつ対策では、認知行動療法がいいのなら「沖縄に視察に行きますよ」、学校で教師が雑用で忙しいのなら「特区的な考えで、雑務を減らす実証実験をやってもいい」など積極的な発言がいくつもでました。
「公明党のみなさんも10項目くらい(斬新な)提案をしてください」と逆にハッパをかけていただきましたので、次の議会に向けしっかり準備をしたいと思います。

はじめは、にこやかに論戦をスタート

近くの池には今年も渡り鳥がやってきました。鴨の一種です。
空には鳥の道があるといわれますが、行政にも役所の道とでもいいましょうか、陥りやすい行動や思考パターンがあるように感じます。
顕著なのは前年踏襲と精神論に傾きやすいことです。
そこで、新たな仕組みをつくって、そのクセをうまくマネジメントするのが議員の働きどころになります。
12月2日の個人質問は、そんな視点で組み立てました。以下、概要をご報告いたします。

1.地元同意について
行政は、許認可などで「地元同意を得る」よう、事業者に対して行政指導を行います。この場合の「地元」とは、「事業予定地の町内会」のことです。
しかしながら、該当する町内会において、必ずしも住民の総意をもって意思決定する手続きがなされているとは言えません。実際、過去において、その手続きの正当性等をめぐって混乱や対立が起こりました。
そこで私は、「総会などの適正な手続きを行って町内の総意を決定する」ルールをつくるように求めました。
驚かれたことでしょう!今までルールもつくらず行政指導をしていたのです。

→当局からは、「現状には課題がある」こと、そしてそうした「町内の総意で結論が出されることが望ましい」という答弁はありましたが、「ルールをつくる必要性を含め検討する」と、なんとも歯切れの悪い回答でした。 

2.企業とのパートナーシップについて
市政だより(市民のひろば)とか町内の回覧をよく読まれるのは、割と時間のある方たちで、現役世代の方々は見る間(あるいは見る気)がないようです。そんな訳で、行政の「広報」は市民のみなさまにはあまり伝わりません。従って、「○○週間」とか「△△キャンペーン」も効き目が弱いのが実態です。
今むしろ、効果的にアプローチできるのは職域、つまり企業や団体ではないでしょうか。
例えば、がん検診、うつ・自殺対策、DV防止、喫煙や運動などの生活習慣、介護予防や認知症サポーターの養成、ワークライフバランスなどの推進を図るには、企業は行政にとって重要なパートナーと言えます。
もっと、企業との連携を強化し、従業員の福祉向上を推進するべきです。

→今後、対応が必要であるという認識はお示しいただきました。
こうした取り組みが大きく前進するような施策の進め方、あるいは組織のあり方について、煮詰めていただくよう、念を押しました。 

 

熱を込めて、当局に施策を提案。

3.市民サービス拡充について
例えば倉敷市では、本庁と7支所で木曜日は窓口を19時まで時間延長、税などがコンビニで納付できますし、夜9時まで電話で問い合わせに対応してくれるコールセンターも開設し、証明書自動交付機の利用も岡山市よりずいぶん進んでいます。(負けてるんです)
ですから、岡山市としても遅れを挽回すべく、いろんなサービスを可能にする電算システムを構築していますので、①できるだけ多くのサービスメニューを検討すること、②市民サービスの総合計画を示すことを求めました。

→一度に手続きが済む快適な窓口(ワンストップ化)など、いままで注文していた項目をはじめ、いくつかは実現の目鼻が付くところまできている旨、答弁があり、また来年の3月を目途に計画の取りまとめができるとのことでした。 

4.地域活性化と安全上の予防策について
1)岡山市中心部
林原跡地に都市型の商業施設を計画しているイオンモール。年間集客人数は2000万人とも言われています。
駅前地区の人や車の流れや、既存商業への影響については、今から対策の検討が必要です。

→JR岡山駅周辺の渋滞緩和等の交通対策、岡山駅周辺エリアと表町・カルチャーゾーン周辺エリアとの回遊性を高める施策についてスピード感を持って行うよう要望しました。 

2)西大寺中心部
西大寺「元気な新拠点」民間活用エリアに西大寺グリーンテラスがオープンしました。新たな街づくりのスタートにしなければなりません。そこで、以下の4点を要望しました。

①区役所等が移転予定の公共エリアと、現区役所の移設後の跡地について、今後の具体的なタイムテーブルを示すように。
②元気な新拠点と観音院周辺をつなぐ回遊歩道などのルート整備を急ぐように。
③歴史的な町並みの特性を維持するため、文化庁の補助を受けるなど、市として整備に向けた調査を検討するように。
④映画ロケの誘致、地域活性化、文化振興、観光振興を図るために、岡山市にフィルムコミッションを設置するように。 

3)民地の安全対策、
秋の台風被害では、浸水以外にも農地等の法面崩落や土砂の流出が相次ぎました。これらは被害報告書にまとめられていますが、栽培をしていない畑や、急傾斜地法に該当しない斜面などは行政の支援が受けられないことから、報告にさえ盛り込まれていません。しかし東区だけでも13件が被害として区役所に届いています。
今後、高齢化や後継者不足から山、畑、竹林などがさらに放置され荒れると思われます。多くの場合、土地の所有者には適切なメンテナンスを行う余力はなく、土地の境界さえ不確かとなりつつあります。そして崩れた土地の所有者でない方が土砂被害を受けています。
民地の問題だと突き放している間に、人命が失われないとも限りません。空き家対策や、スズメバチの巣の駆除なども同様の根を持つ課題です。

→今まで行政が消極的だった民地の課題について、今後、予防的な安全対策の検討を求めました。 

答弁がかみ合わず、厳しく再考を求める。

5.芝生化について
1年ぶりに「芝生化」の質問をさせていただきました。
私にとって芝生化というのは、基本的には子どもを取り巻く課題を解決するための手段です。
解決すべき課題とは、
ひとつは、充分な外遊びができないことが、コミュニケーション能力や運動能力の低下や生活習慣病リスクの増大など、子どもの心身の発達に大きな影を落としていること。
もうひとつは、夏場の温度上昇の抑制、砂塵の飛散や土の流出防止、排水性の向上、それに美観など、主に子どもが利用する施設の環境改善です。
今までの議論では、これらの課題解決手段としての芝生化が、教職員の維持管理負担や野球への適性などを理由に、有り体に言えば、実施を見送られてきたことが残念でなりませんが、何よりも結果として課題だけが取り残されたままとなっています。未来の宝といいながら、子どもが被っている問題を放っておくんですかと、対策を求めました。
また、人間の脳は、特定の幼児期において様々な学習が飛躍的に発達することが知られています。言語や動作など、生涯の基礎は3~5歳、この時期に神経細胞の遺伝子スイッチがオンになり、それを過ぎるとオフになると考えられています。土踏まずの形成もほぼ同時期です。つまり、後では間に合わないということです。
人の一生に関わることで、子どものときに必要なことが十分に提供されていないと指摘をされている訳です。
そして、私の知る限り、この課題に芝生ほど費用対効果のある事業はありません。もはや体育館やプール同様、芝生の校庭は必要な設備なんです。
現に、効果が高いからと、多くの学校・園が取り組み始めています。

→しかし、教育長は、今回も「検討」するとしか答えられませんでした。
また、鳥取市の「芝生化推進本部(本部長:副市長)」設置に倣って、庁内横断的なチームで芝生化の調査、検討をするよう求めたところ、副市長から反応がありましたので期待したいと思います。