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岡山市 竹之内則夫
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同僚の中原議員、林議員とともに、以前から気になっていた高齢者サロンを訪問しました。
実は叔母がボランティアでよく出入りしている話を聞いていて、名前も妙に気になっていたのです。
それは灘崎(岡山市南区)にある「なんだ村」という高齢者サロンです。昭和24年に町制を施行するまでは灘崎村でしたが、その灘村(なだむら)をもじって命名されたそうです。
運営しているのは「NPO法人ホッと灘崎ボランティアネット」のみなさまです。
灘崎町が平成17年3月に岡山市と合併したのを機に、大きな行政単位になるとサービスの目が粗くなるのを心配されて、NPOを立ち上げられています。
中心になっていらっしゃるのは民生委員さんや婦人会の役員をされていた方々です。

このサロンはすごいです。
引きこもりがちなお一人暮らしの高齢者を、どうやったら地域で支えていけるかを真剣に考えられたのでしょう。
まず、サロンを月曜から金曜まで周5日間開設されています。知る限り岡山市ではここだけです。
ここに来れば、ランチもお茶もできます。ご飯は釜で炊きますし、うどんやそばも、ここで手打ちを、さらにパンやピザを焼く石釜だってあります(釜自体が手づくりです)。
次に、お年寄りがサロンに通うための面倒も見ています(ゆりかご送迎という名前です)。これは、NPOが行っている福祉有償運送事業(車2台をリースして、運転手はボランティア)が母体なのですが、なんだ村までのゆりかご送迎は、サロンの1日利用料300円に含まれています。
また他には、スーパーマーケットへのお買い物サービス(月2回)をやってます。

サロンの建物は、15年程空き家になっていた古民家を手作りで改修した施設で、お世辞にも立派とは言えませんが、味わいは深いです。
またコンテンツはてんこ盛りです。
まず冬場を中心に半年間、足湯があります。
またオリジナルの工房が活躍しています。ランチで紹介したうどんやそばの手打ちをはじめ、酵母パンやピザ以外にも、味噌づくりやかきもちづくりなどを行うこだわり工房の活動と、竹細工や木工機械、木工ろくろを使って工芸品をつくる木工・竹工房の活動を行っています。
もちろん、サロン事業では定番のリハビリ体操やカルチャー教室、詩吟や歌なども各種団体やボランティアの方々のご協力で開かれていますし、幼児クラブとの交流も月に1度行われています。

で、さらにすごいのが「なんだ村銀行」です。これは年金と同じ次世代支援の原理ですが、要は事業の持続可能性を目的に組み立てられています。
簡単に言うと、支援する側(ボランティア)が1時間につき50ボラン(ボランというのは、いわばなんだ村限定の地域通貨です)を貯蓄し、やがて将来、利用者として使うことができます(寄付もできます)。

一番のご苦労は何かとお尋ねしたところ、運営する「人」の手当てが一番大変とのこと。ともすると一部のボランティアに負担が大きくかかってしまうようです。支える側をどう広げるかが最大の課題です。
お忙しい中、応対してくださいました理事長の八田和明さん、ありがとうございました。買って帰った手づくりの梅ジュース、とてもおいしかったです。

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