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岡山市 竹之内則夫
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バックナンバー 2011年 7月

道端の田んぼにのぼり旗がたなびいている。のぼり旗には「笑顔あふれる矢津(やづ)の里」と染め抜かれている。
炎天下に麦わら帽子で首にタオル。しばらく会わないうちに日焼けした顔で(以前よりスリムになって)笑う。
彼は旭東中学・西大寺高校の同級生。企業で広告や営業に携わったのち、今は起業し、一方でぶどうやワインをつくりつつ、今また手探りで地域起こしに取り組む最中とのこと。
農業あるいは田畑を資源とし、外に向けてモノを売るのでなく、矢津を発信し矢津に来ていただく仕掛けをさぐってのトライのひとつが写真のひまわりだ。
ロシアひまわり。ロシアではひまわりが放射能汚染を20日で95%除去したという記録が残っているそうだが、これは今回の原発事故の話ではない。私たちの世代でロシアひまわりといえば、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの「ひまわり」のオープニング曲。
彼の植えたひまわりの種は、5月の長雨でほとんど腐ってしまったそうだが、生き残ったヒマワリの花(顔)にはシュールなのから愛嬌のあるのまであって可愛いと彼は云う。種が枯れた田んぼではナツアカネが舞っており、里山と畑と田んぼが、これからの彼の頑張りを支えてくれるかも知れないと、根拠のない想念にかられてしまった。
しかし、感傷ではなく、頑張ってもらいたいと強く念じた。
普段、私のブログは自分の活動だけを報告しているが、今回は、確かに彼が「笑顔あふれる矢津(やづ)の里」を創めたことの証人として紹介させていただいた。ちなみに彼の名は石村正彦君。頑張れ!

7月31日、朝10時半から、西大寺の百花プラザで「市政フォーラムin東区」と銘打って市政報告会を開催しました。
東区選出の公明党議員は私一人ですので、運営は第二総支部の笹井県議、中原市議、林市議にお世話になりました。
また応援弁士には則武岡山市議会議長と谷合参院議員に駆けつけていただきました。
一方、ご来賓として地元東区選出の岡崎県議(自民党)と兼松・岡山市連合町内会長にご臨席を賜りました。
当日は、党員のみなさまをはじめ、東区内の連合町内会長、単位町内会長、瀬戸町の区長、交対協、青少年育成協議会など地域で貢献されている方々が出席して下さいました。
一つには議会改革が論点になりましたが、則武議長が改革の意欲を示しつつ議会の役割について見識を披露され、私は、岡山市内でも真っ先に高齢化を迎える東区の課題や学区別の健康づくりなど、行政・議員・地域がどの役割を担っていくのか、貢献できるのかをデータを示しながら話させていただきました。
今後2回3回と回を重ねつつ、より地域へと広げてまいりたいと思います。

7月26日、ホテルグランヴィア岡山で、岡山県三田会(会長武田修一先輩、30年経済学部卒)が開催されました。
今回の講演で清家篤塾長は、東日本大震災に言及され、福澤先生が明治の地震や津波の災害にいち早く義捐の活動をされた史実を紹介され、実学・公智・徳心により、日本の復興と再生のために慶應義塾が貢献していかなければならないと訴えられました。以下がその要旨です。
◆実学
福澤先生は実学ということを強調しましたが、サイヤンス(中津弁でなまっていますがサイエンスのこと)とルビを振ったことからも分かるように、実証可能な科学ということでありました。実証的な学問にもとづき考える能力を養うことをなによりも大切にしたわけです。
大きな変化のときには過去の延長線上でものを考え、問題を解決することはできません。その意味でも、実学はこれからの日本の経済社会の回復とさらなる発展のためにも不可欠です。
◆公智
社会や組織のリーダーとなるような人たちには、そうした自分の頭で考える知力によって、社会や組織を正しい方向に導く間違いない判断力が求められます。どんな場合にも希望的観測や精神論などに走らず、冷静、合理的にものごとを判断することのできる知的強靭さです。福澤先生はこれを公智と呼びました。つまり知と徳をさらに私と公すなわち「わたくし」と「おおやけ」に分け、私智、私徳、公智、公徳の四つとしたとき、私智というのは勉強ができるといった私的な知、私徳というのは律儀といった私的な徳であるのに対して、公徳というのは人に対して公平であるといった対外的な徳義、そして公智というのは、重要なことを先にそうでないことを後にするような、ものの軽重大小を見分ける判断力であるとして、この公智を聡明と大智ともいえると言って重要だと述べています。
◆徳心
困難な状況を乗り越え、あらたな発展を目指すためには、実学にもとづく人の知力、そして公智の判断力が重要であります。しかしそれだけでは十分ではありません。もうひとつ大切なのが災害などにあって困難な状態にある人を思いやる同情心で、福澤先生はこれを「徳心」として強調しています。明治の時代にもやはり三陸沖で起きた地震で大津波の被害がありましたが、そのときにも福澤先生は『時事新報』などで救援のキャンペーンをはり、大々的に義捐金などを募っています。興味深いことに同時に福澤先生は、合理的に考えれば、本格的な政府の出動が無ければ被災者を救うことはできないと冷静に判断しています。にもかかわらず一方で義捐活動を積極的に展開したのは、福澤先生がそれを「人の徳」の問題、つまり人を思いやるモラルの問題であり、それなしには人間社会は成立しえないと考えたからです。
◆まとめ
このように福澤先生の示された実学・公智・徳心を紹介され、
最後に、イギリスの経済学者アルフレッド・マーシャルの「Cool Heads & Warm Hearts」を引き合いに、実学・公智はクールヘッド、徳心はウォームハートであり、全く符合していると、労働経済学がご専門の立場から指摘をされたうえで、これからの日本の発展への塾生、また卒業生への期待で話を結ばれました。
尚、東京から山本博司参議院議員(52年、政治学科卒)が出席されました。

同僚の中原議員、林議員とともに、以前から気になっていた高齢者サロンを訪問しました。
実は叔母がボランティアでよく出入りしている話を聞いていて、名前も妙に気になっていたのです。
それは灘崎(岡山市南区)にある「なんだ村」という高齢者サロンです。昭和24年に町制を施行するまでは灘崎村でしたが、その灘村(なだむら)をもじって命名されたそうです。
運営しているのは「NPO法人ホッと灘崎ボランティアネット」のみなさまです。
灘崎町が平成17年3月に岡山市と合併したのを機に、大きな行政単位になるとサービスの目が粗くなるのを心配されて、NPOを立ち上げられています。
中心になっていらっしゃるのは民生委員さんや婦人会の役員をされていた方々です。

このサロンはすごいです。
引きこもりがちなお一人暮らしの高齢者を、どうやったら地域で支えていけるかを真剣に考えられたのでしょう。
まず、サロンを月曜から金曜まで周5日間開設されています。知る限り岡山市ではここだけです。
ここに来れば、ランチもお茶もできます。ご飯は釜で炊きますし、うどんやそばも、ここで手打ちを、さらにパンやピザを焼く石釜だってあります(釜自体が手づくりです)。
次に、お年寄りがサロンに通うための面倒も見ています(ゆりかご送迎という名前です)。これは、NPOが行っている福祉有償運送事業(車2台をリースして、運転手はボランティア)が母体なのですが、なんだ村までのゆりかご送迎は、サロンの1日利用料300円に含まれています。
また他には、スーパーマーケットへのお買い物サービス(月2回)をやってます。

サロンの建物は、15年程空き家になっていた古民家を手作りで改修した施設で、お世辞にも立派とは言えませんが、味わいは深いです。
またコンテンツはてんこ盛りです。
まず冬場を中心に半年間、足湯があります。
またオリジナルの工房が活躍しています。ランチで紹介したうどんやそばの手打ちをはじめ、酵母パンやピザ以外にも、味噌づくりやかきもちづくりなどを行うこだわり工房の活動と、竹細工や木工機械、木工ろくろを使って工芸品をつくる木工・竹工房の活動を行っています。
もちろん、サロン事業では定番のリハビリ体操やカルチャー教室、詩吟や歌なども各種団体やボランティアの方々のご協力で開かれていますし、幼児クラブとの交流も月に1度行われています。

で、さらにすごいのが「なんだ村銀行」です。これは年金と同じ次世代支援の原理ですが、要は事業の持続可能性を目的に組み立てられています。
簡単に言うと、支援する側(ボランティア)が1時間につき50ボラン(ボランというのは、いわばなんだ村限定の地域通貨です)を貯蓄し、やがて将来、利用者として使うことができます(寄付もできます)。

一番のご苦労は何かとお尋ねしたところ、運営する「人」の手当てが一番大変とのこと。ともすると一部のボランティアに負担が大きくかかってしまうようです。支える側をどう広げるかが最大の課題です。
お忙しい中、応対してくださいました理事長の八田和明さん、ありがとうございました。買って帰った手づくりの梅ジュース、とてもおいしかったです。

生憎の梅雨空でしたが、7月7日の夕刻、岡山駅の東口近くで、クールアースデーを啓発する街頭演説を岡山県本部青年局とともに行いました。笹井青年局長をはじめ青年局の議員3名と県会・市会の4名、計7名がマイクリレーで行き交うみなさまに夜8時からのライトダウンと、8月31日までの昼間の節電を呼び掛けました。
また、この日は、岡山市でも6時から各所でキャンペーンが行われ、岡山駅前ではキャンドルを配布しての啓発活動に取り組んでいただきました。(雨の中、職員のみなさまありがとうございました)
思えば、谷合・党青年委員長の地元として、キャンペーンへの積極参加をと、高谷市長に要望し、議会質問でも重ねて取り組みを求てから丸3年になります。
市長には快く引き受けていただき、環境局が作成してくれた横断幕が、4回目となる今年も岡山駅のバス停前に掲出され、PRに一役買っていました。