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岡山市 竹之内則夫
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バックナンバー 2010年 1月 18日

1月18日、岡山理科大学の愛甲博美教授が取り組んでおられる、「蛍光管中水銀の回収と蛍光管ガラスのリサイクル」の、実用化に取り組んでおられる地元企業の試作機による数値測定実験を視察した。

蛍光管の問題については、昨年の議会で指摘をしたが、愛甲教授の説明によると、「年間に数億本の蛍光管が生産され、それに見合った蛍光管が廃棄されている現状がある。大部分は埋め立て処理されているが、問題は多々ある。例えば、水銀による水質・土壌汚染、大気汚染などがそうである。そこで蛍光管を破砕後、飛散する水銀蒸気を水銀吸着材で捕集し、大気への逸散を防止するシステムを構築した。また、蛍光管を破砕後、大量に残るガラス、口金、蛍光粉から水銀を取り除く研究を行い、それぞれの材料を再度リサイクルするシステムについて研究している」とのこと。

この日は、蛍光管を10本ずつ5回に分けて計50本を破砕、写真にあるように、赤ワイン色の過マンガン酸カリウムの溶液のバブルを3度くぐらせて排出される気体の水銀濃度を測定した。(測定は(株)エクスラン・テクニカル・センターの環境計量部)

この過程では、上記の金属水銀を酸化還元することができるが、今後、溶液中の酸化水銀を取り出して、硫化水素にしてリサイクル(再流通)するためのミニプラントの開発が必要となる。他にも、この時点で廃棄物として川下の産廃行程へ送ることも可能だが、結局燃やす処理になるため、最終的には無機水銀として空気中へ放出されるため、将来的にはリスクが残ってしまう。

発達障害をはじめとした脳障害のリスクを減らすためにも、リサイクルの実用化が待たれるところであり、愛甲教授の研究成果が実用可能なコストで世に出てくるよう願っている。

尚、この日の実験には岡山市からも環境施設課をはじめ4名が視察の来てくれました。