バックナンバー 2007年 7月

【1問目】

 公明党の吉田忠則でございます。 ハートプラスマークの啓発について、一般質問をさせていただきます。
平成19年度の主要予算内容のタイトルでは、心が通うともにつくるまちづくりや、優しさと安らぎのまちづくりなど、高槻市民に対して、さらなる福祉社会充実への力強い市長のメッセージを感じます。そこで、私は、内部障害者への理解と支援について、質問をさせていただきます。
 障害者基本法第2条において、障害者とは、身体障害、知的障害、または精神障害があるため、長期にわたり日常生活または社会生活に相当な制限を受ける者をいうとあります。内部障害者は、身体障害者に含まれます。内部障害とは、心臓機能、腎臓機能、膀胱・直腸機能、呼吸器機能、小腸機能、HIVによる免疫機能の6種類の障害を指します。内部障害者の方は、抱える問題が視覚的に伝わりにくい状態にあります。また、その言葉すら知られていないのが現状のようです。外見からではわかりにくいために、さまざまな誤解を受けられているとお聞きしております。
 例えば、スーパーなどで障害者用の駐車スペースに自動車をとめようとしたところ、警備員に注意をされた。疲れたので電車やバスなどの優先席に座ると周囲から冷たい目で見られたといった誤解が後を絶たないとの声も聞いております。さらに、社会的認知が低いため、職場で内部障害者であることを理解されず、健常者と同じ働きを求められて体調を崩したり、退職に至るケースも少なくありません。こうした現状を打開しようとハート・プラスの会が結成されました。そして、啓発マーク、ハートプラスを作成し、公共施設や交通機関などに普及させる活動を各地でスタートされました。
 ここで1通の手紙を紹介させていただきます。これは熊本市交通局に届いた手紙です。
 突然のお手紙済みません。私は、毎日市電で高校へ通っています。私は、先天性の心臓病で身体障害者です。学校の体育はできません。続けて歩けるのは2キロまでだと医師に言われています。毎月、病院で検査を受けて、毎日薬を飲んでいます。けがをすると血がとまりにくく、頭を打つことが一番危ないと言われています。だけど、見た目は健康です。手術の跡が胸に大きく残っているけど、制服を着ていれば見えません。だから、私が込んでいる電車で座っていると、お年寄りの方に文句を言われたことがあります。だけど、私は席を譲れません。私のように見た目がわからないけど病気の人が結構います。そんな人たちの中からハートプラスマークというマークができました。私の学校では、マークのことを理解してもらえてて、とても助かっています。電車の中にポスターを張ってもらえませんか。私は、マークをつけて通学をしています。でも、このマークの意味を理解してもらえないと意味がありません。よその県の電車にポスターをつけてくれているところがあるそうです。どうぞよろしくお願いします。以上が手紙の内容です。
 これがハートプラスマークです。
 2004年3月に内部障害者、内臓疾患者の暮らしについて考えるハート・プラスの会が結成されました。このマークは、ハートは内部をあらわし、プラスというのは内臓疾患者に対する思いやりをプラスするという意味と伺っております。内臓疾患とは内部障害に当てはまらない重大な内臓の疾患を指します。このマークは公的機関が定めたものではありませんし、法的拘束力もないということですが、高槻市の中には、現在、3,021名の内部障害者の方がおられます。市としても温かい理解と、市民の皆様にも理解の輪を広げていくための啓発を行っていただきたいと思っております。
 ハート・プラスの会では、現在、主にインターネットを通じて内部障害者の存在を周知する活動をされています。なぜインターネットなのか、そこに内部障害者の苦しい現実があります。賛同会員の大半が患者本人のため、体力が極端になかったり、体調管理が難しい人が多いからです。自宅にいながら体調と相談をし、自分のペースで活動できる手段としてインターネットを活用されています。
 この啓発マークのハートプラスマークが公的場所として愛知万博で初めて使用されたと紹介した新聞記事がありました。その記事には、2001年8月、国の身体障害者児実態調査によると、324万5,000人おられる身体障害者のうち、内部障害者は84万9,000人、26.2%に上り、4人に1人を占めています。2005年2月2日の衆議院予算委員会で、公明党の井上政務調査会長が、当時、小泉総理や細田官房長官らに、このハートプラスマークを示し、政府や企業、国民全体として温かい理解と何らかの支援を行うべきだと主張をいたしました。すると、小泉総理は、そのマークを見たのは今初めてと答弁され、細田官房長官は、内部障害者やハートプラスマークに対し、国民の多くが認識し、温かい手を差し伸べてもらえるような運動を展開していく必要があるとの認識を示し、政府の広報等を通じて施策を充実させていきたい、との前向きな見解を国会の場で初めて明らかにされました。
 そこで、お聞きいたします。高槻市は、現在、内部障害者の方々にどのような施策を講じているのでしょうか。また、ハート・プラスの会のことをどう考えておられるでしょうか。ご見解をお伺いいたします。 以上で、第1問の質問とさせていただきます。

【答弁】

吉田忠則議員の、ハートプラスマークに係ります質問にお答えをいたします。市といたしましては、障害者が地域で安心して暮らせる社会の実現を目指しまして、障害福祉サービスを実施しているところでございます。まず、本市におきます内部障害者の方々に対しましての施策についてのお尋ねでございますが、内部障害者の方を対象といたしまして、必要な医療の給付やストマ装具などの給付等を実施してきているところでございます。
 次に、ハートプラスマークに対します市の考え方でございますが、議員仰せのように、平成16年3月より、内部障害者、内臓疾患者の暮らしについて考えるハート・プラスの会が結成され、内部障害者、内臓疾患者といった見えない障害をハートプラスマークの普及により社会的認知を広げ、障害のある人々の暮らしを向上させることを目的として活動されていると認識をいたしております。障害にかかわりますマークにつきましては、国際シンボルマークとも言われております、いわゆる車いすマークを初め、8種類ほどあると承知をいたしております。これらは世界共通のものや、厚生労働省で定めたもの、あるいは任意団体のものも含まれてございます。
 ご指摘のように、心臓や腎臓など内臓機能の障害者につきましては、外見的に障害者であることがわかりにくく、障害により生ずる身体的、精神的な困難さなどについて理解が得られにくい場合があることも十分承知をいたしております。そこで、お尋ねのハートプラスマークにつきましては、現状では余り多くの方に知られていない状況であろうと考えておりますが、市といたしましては、人と人とのつながりを大切にし、人を思いやる社会を醸成してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。

【2問目】

ありがとうございました。ハートプラスの意味は、身体内部を意味するハートマークに思いやりの心をプラスするということですが、身体に病を持つ人は、人を思いやる大切さを知っています。そして、周りの人も心に思いやりのプラスアルファを持ってくれます。そんな人々の心をふやすためのマークです。そして、あったらいいな、そんな素朴な思いから生まれたのがこのハートプラスマークと聞いております。
 国際シンボルマーク、いわゆる車いすのマークの使用対象者は、車いす使用者だけに限られているのではありません。すべての障害者が対象です。車いす使用者だけ、あるいは肢体不自由者だけを対象としているという誤解が多いことは確かです。また、視覚障害者、聴覚障害者の間では、このマークは我々のシンボルマークとしてはふさわしくないとして別のマークを使っている場合も見られます。この点について、国際リハビリテーション協会は、別のマークを使う際には、国際シンボルマークと併用するようにという見解を出しています。身体障害者のうち内部障害者は4人に1人を占めている。ぜひ市として早急な取り組みを開始していただきたいと思います。
 具体的に、1つ目は、内部障害者、内臓疾患者マークの行政主導による普及と、社会的理解の促進をお願いいたします。目には見えませんが、日常生活で周囲の理解を必要としている人がいることを広く知っていただくために、公共の場でのマークの普及による市民の方々への啓蒙活動、内部障害者、内臓疾患者に対する施策充実をお願いいたします。
 2つ目には、現在ある公共交通機関の優先席及び公共駐車場に表示されている代表的なマークに加え、このハートプラスマークの表示を求めます。いかがでしょうか。
 3つ目には、可視的障害に偏らないように、福祉の見直しをお願いいたします。内部障害者、内臓疾患者に対する社会的理解の促進は、非常に立ちおくれています。可視的障害に偏りがちな現状の諸施策の見直しを要求いたします。
 以上、3点について明解なる答弁をお願いいたします。

【答弁】

吉田忠則議員の、2問目の3点にわたるご質問にお答えをいたします。
 まず、内部障害・疾患マークの行政主導による普及と社会的理解の促進に係ってのお尋ねでございますが、議員仰せのように、内部障害者は外見からはわかりにくいため、さまざまな誤解を受けることがありますことから考案されたのがハートプラスマークと理解をしております。市といたしましても、まず、これまでにハートプラスマークの普及啓発を実施されている各市の状況を把握してまいりたいと考えてございます。障害者の方が地域で安心して暮らせるように、公共の場でのマーク普及による市民の方々への啓発活動等につきまして研究してまいりたいと考えてございます。
 次に、車いすマークの駐車スペース、公共交通機関の優先席へのハートプラスマークの追加につきましては、ただいま1点目でお答えさせていただきましたように、今後の研究の取り組みの中で、必要に応じまして関係機関等と調整、協議をしてまいりたいと考えております。
 3点目の、可視的障害に偏る福祉ということでございますが、本市といたしましては、障害者自立支援法の趣旨にのっとり、障害者の方が安心して暮らせるまちづくりに向け、さまざまな障害者福祉サービスを実施しているところでございます。先ほどもご答弁を申し上げましたが、内部障害者の方々を対象といたしまして、必要な医療の給付やストマ装具などの給付等を実施してきているところでございます。今後とも内部障害者の方々の状況を踏まえながら、施策の推進に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

【3問目は要望】

ありがとうございます。ご存じのとおり、他の市町村におきましては、既にさまざまな啓発に取り組まれております。本市におかれましても早急な対応をお願いいたします。
 ここで、他市で先行して取り組まれている様子をご紹介させていただきまして、最後、要望とさせていただきます。
 豊中市では、本年、平成19年8月より内臓機能の障害をお持ちの方に、ハートプラスマークカードを希望の方にお渡しされる予定です。このことは一昨日7月10日、朝の読売テレビの「ズームイン!!SUPER」で、大阪府で初めてのこととして紹介されていました。また、この日の産経新聞朝刊にも掲載されました。また、栗東市では、既に平成17年9月より実施されておりまして、申請書を用意して即日発行を実施されています。また、四條畷市や奈良県大和郡山市では、市役所の障害者用駐車場に車いすマークの横に、このハートプラスマークの看板を並べて設置されています。また、三重県伊賀市では、介助が必要な人などが安全に車を乗りおりしていただくことのために、区画を大き目にとられた思いやり駐車区画が設置されております。そして、冒頭、手紙を紹介させていただきました熊本市では、ポスターを制作されて市電に張られました。以上のような行政府の取り組みがありました。
 最後になりますが、啓発につきましては、できるだけ、できるところから実施をお願いしたいと思います。特に、ホームページや広報による啓発については、早急にお願いをしたいと思います。また、庁内、市バスについては、先ほど紹介しましたように、独自のポスターを張り出すなどの実施をお願いしたいと思います。本日は、答弁は求めませんが、小、中学校の教育現場でもぜひとも啓発をお願いしたいと思っております。
 以上、今回の質問により、さらなる福祉社会の充実を強く要望させていただきまして、質問を終わります。ありがとうございました。

完工式の式次第

1、開会のことば

2、あいさつ

3、建設経過報告

4、祝辞

5、来賓者紹介

6、閉会のことば

 

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