新年度予算(骨格)の付託を受けた福祉企業委員会が開催「自動車運送事業会計予算について」
日曜の朝、いつものバス停交差点は、静かな朝。それでも朝早くから市バスに乗っておでかけされる方、車でお仕事に向かわれる方、健康のためウォーキングをされてる方等々。皆さまにとって素晴らしい一日になりますようにとスタート。私も誠心誠意、全力の日曜日に・・・
午前中は、顧問をつとめる硬式・少年野球チーム、高槻ボーイズの激励に。樫田の専用グランドでは少し雨模様でしたが、みんな元気に練習をされ、監督・コーチも情熱を込めて指導。樫田グランドに向かう途中、昨年の台風21号の倒木が傷ましく感じました。
樫田に向かう市バスの後ろを小型バイクで・・・
さて、福祉企業委員会での私の質問・要望のつづき、3項目目として「平成31年度 高槻市運送事業会計予算について」を。平成31年度の運送収益などの収益的収入は38億4,493万円、人件費や燃料費等などの支出については38億4,310万5千円で経常収支を182万5千円として当初予算を計上されています。
まずは、予算の編成方針と概要について確認しました。
市営バスを取り巻く経営環境は、少子高齢化の進展や生産年齢人口の減少、軽油価格の高騰、相次ぐ自然災害の発生、バス運転士の人手不足など、大変厳しいものがあるとのこと。
そうした中で、市営バス経営計画に基づき、これまで以上に「自立経営の徹底」を図るため、様々な増収策に取り組むほか、あらゆる経営経費の見直しを行い、収支均衡の取れた経営を行っていくとの答弁。
収入においては、消費税等の税率変更に伴い適正に税転嫁を行うため運賃改定に取り組むとともに、バス広告に関して積極的に営業活動を行い、安満遺跡公園内にオープンする「子どもの遊び施設」の運営会社からラッピングバス広告を受注したほか、新規に運行開始する富田芝生線の北柳川町バス停においてバス停留所ネーミングライツを受注するなど、広告料収入の増加に取り組んでいるとのこと。
また、市営バス65周年記念事業として子どもやバスファンに大人気のバスグッズの作成及び販売も行うとのこと。
支出においては、業務の効率化により時間外勤務を削減するほか、市営バス案内所の運営に係る委託契約の仕様の見直しによる委託料の削減、バス乗務員の休憩施設の配置見直しによる光熱費の削減など、経常経費のゼロベースからの見直しに取り組んでいくとも。
また、お客様のバス待ち環境の向上を図るため、JR高槻駅北バスターミナルの照明器具のLED化や屋根の点検清掃、JR富田駅1番、2番乗り場の照明器具のLED化など、主要バスターミナルの美装化も行います。
さらに、平成32年度の次期経営計画策定に向けて、審議会を開催するほか、乗車券のICデーターを活用した経営状況の分析を進めていくとのことでした。
次に・・・
30年度の当初予算の比較表を見ても経常収支はわずかに上がっていますが、運送事業のご苦労を感じるところです。
この1月には高槻市営バスホームページの開設をされ、バスの接近情報や時刻表、路線図が簡単に検索でき、観光スポット情報や、イベント情報、キッズコーナーなど充実されています。また2月には、開業65周年を迎え、記念事業として、紺色ベースの復刻レトロカラーバスを運行されて、さらに主要バスターミナルを美装化されるなど、市民の足として愛される市バスを目指されているところです。
安全第一の運行は当然のこととして、接遇等にも努力をしていただいていると聞いています。
2問目の質問として、交通部の体制について確認しました。特には、全路線数に対する運転手の人員体制や、人材確保の考え方など。
新聞報道によりますと、国土交通省の調べで、全国のバス事業者の8割超で運転手が不足しているといいます。長時間労働の割には賃金が低く、数十万かかる大型免許の取得費用の負担も重いともいいます。2019年1月のバス運転手を含む自動車運転の職業有効求人倍率は3・19倍で、全職種の1・56倍よりはるかに高いようです。
本市の現状と今後の見通しをどのようにお考えなのか。
平成31年2月末現在で、正規職員及び再任用職員は217人、再任用短時間勤務職員は9人、非常勤職員は77人、臨時的任用職員は15人で合計318人。本市における現状と今後の見通しは、人手不足は本市営バスでも例外ではなく、乗務員の募集を行っても募集人数を採用できないことや採用してもその後に離職してしまうなど、必要な乗務員を確保することが大きな課題となっています。
そのため、臨時的任用職員については、健康で意欲があり、運転技術及び経験を有する者について、職務内容を限定した上で年齢上限を一定引き上げている。また、非常勤職員についても、正規職員への登用試験を継続して実施ているほか、勤務条件の見直しを行うなど、働き甲斐のある魅力的な職場づくりに取り組んでいます。
要望として・・・
雇用形態の違いはありますが、勤務条件の見直しを行うなど、働き甲斐のある魅力的な職場づくりに期待していきたいと思います。高槻市営バスの65年の歴史は、市民に愛され続けてきた歴史だと感じています。また公営企業として福祉の増進を図る役割も担っており、この点では、しっかり取り組んでいただいていると思います。
しかし、交通部としては、地方公営企業として独立採算が原則であり、経営状況や人員体制も大変厳しい状況であると認識しています。多くの利用者があってこそ経営も成り立ちますので、さらなる改善の努力を行い続けていただきたいと思います。
特に人材確保は、路線の継続・拡充、サービスの向上など重要な課題であると感じています。また、少子高齢化の影響で、運送事業として路線やサービスのあり方も見直していかなければいけない時代もくるのではないかと感じています。
今回の条例中一部改正につきましても、市営バス経営計画の次期計画となる経営戦略を平成32年度に策定することになっていますので大いに期待をしていきたいとも。
さらに市民に愛される市営バスであり続けられるよう、地元住民の要望にも耳を傾けて、それに応えるよう努力していただきたいとも思っています。
中でも、私が暮らす周辺地域で最近よく耳にしますのは、玉川橋団地線の「竹の内・番田方面」では増便のご要望です。他の地域でも様々なご要望が届いているのではないでしょうか。利用者等の状況はどうなのか、ダイヤのあり方は適切なのか、地域の実情をしっかり調査し適切な対応をお願いします。
近年は、ICカード等への転換等で利用者の実態がつかみやすくなっています。私たちも会派として要望していますが、路線ごとの収支の状況なども継続的に公表していただきたいとも。
市民に愛され続ける市営バスに、今後も期待して質問を終わりました。