自転車を安全・快適に利用できるまち「たかつき」
7月1日、「大阪府自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が施行されたのに合わせ、交通安全意識の向上と自転車保険の加入を呼びかける啓発活動が高槻市役所前で行なわれたようです。(同条例では、自転車を利用して府内を走行する場合に自転車保険の加入を義務付けされて、当日は、府警職員や市職員、市民団体などがチラシの配布や自転車の無料点検などを行なわれたそうです。ハニタンも頑張ったみたいですね/街フォトより)
また、大阪府も6月17日(エキスポシティ)に、大阪府自転車安全フェアを開催し、府民の皆さんに自転車の安全で適正な利用について、正しく理解して頂くためのイベントを行なわれたそうです(友人が参加され概要をお聞きしました)
さて、自転車の安全利用については、府内でも先進的な取り組みをしている高槻市。今回、「たかつき自転車まちづくり実行計画」を頂きましたので、少しご紹介をさせて頂きたいと思います。
本市の基本的な考え方ですが、3月に策定された「たかつき自転車まちづくり向上計画」に基づいて、自転車通行空間や駐輪環境の整備を促すハード面と自転車利用時のルールやマナーの周知、自転車の利用促進などのソフト面の各種施策・事業を総合的に展開することにより、「自転車を安全・快適に利用できるまち・たかつき」の実現を図るため、平成28年度~32年度の5年間で行
なう取り組みや事業内容等を示す行動計画となっています。
中でも、4つの基本方針、①はしる、②とめる、③まもる、④つかうが示されていますが、大阪府の自転車条例で「自転車保険加入の義務化」が強調されていますので、資料の中から、③の「まもる」について、本市の実態や目指すべき方向を探ってみたいと思います。
本市の現状と課題ですが、アンケート調査等で現状把握をされています。
(1)自転車関連事故の原因では、安全不確認が48%と最も高く、次に動静不注視(事故相手を認知しながら、その危険性を軽視、その動きに注視しなかった)が21%となっています。
(2)普段、自転車で通行するところでは、「歩道通行」が46%、「車道の左側端」が39%となっています。ちなみに「車道の右側端」は3%でした。
(3)自転車交通ルールの認知状況と遵守状況では、「車道通行の原則」は86%と高くなっていますが、遵守率は47%と低い状況です。気になるのは、「13歳未満と70歳以上は、例外的に歩道を通行できる」と認知していない方は64%、また、「保護者は、児童・幼児を自転車に乗車させる場合、ヘルメット着用に努めなければならない」と遵守されていない方は44%となっています。
(4)自転車交通ルールの周知に向けた必要な取り組みでは、「学校での交通安全教育の実施」が58%、「自転車通行空間の整備」では40%となっています。また、30%の方が「警察による取締り強化」をあげています。
(5)本市でも、6月定例会で一部条例改正されました自転車保険の加入(義務化)ですが、「加入している」が39%、「加入していない」が35%で、うち22%の方が保険は知っているが、加入していないと回答されています。
課題のまとめとして
自転車交通安全教育の実態。
*学校での交通安全教育の充実が求められている。
*歩道を自転車が通行できる正しいルールが理解されていない。
*自転車の利用ルールを学ぶ場がない(学んだこと自体ない)
*教育できる人材・教育用ツールが不十分。
意識の実態
*自転車事故は自転車側に違反のある事故が多い。
*自転車利用者の多くが歩道を通行。
*自転車の利用ルール遵守の意識が不十分(知らない、勝手に解釈、間違っている、守る気がない、守る必要ない)
目指す方向性
*行政関係団体や民間団体と連携・協力しながら、自転車利用ルールの周知徹底とマナー向上を図る。
*交通安全教育や啓発活動をより強化する。
特記
本市では、平成27年中に自転車関連事故が388件発生しており、大阪府内でも上位に位置します。本計画に基づき、自転車利用のルールを遵守し、マナーが向上することで、平成32年度までに「本市の全交通事故における自転車関連事故の割合を30%以下にする」ことを目指すとされています。
計画目標
車道通行の原則の遵守率/H26(47%)⇒H29(55%)⇒H32(60%)
自転車のルール周知の満足度/(29%)⇒(40%)⇒(50%)
高槻市自転車安全利用条例及び本計画の認知度/H29(25%)⇒H32(50%)
保険加入率/(39%)⇒(50%)⇒(60%)
ヘルメット着用率/H29(5%)⇒H32(10%)
その他
平成25年(2013年)9月26日、一般質問の一こま「自転車安全利用の促進と安全なまちづくりについて」

濱田剛史市長からも、ハード・ソフトとも積極的に検討していくとご答弁頂きました。
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交通安全教育受講証の発行(80ページ)