軽自動車の検査場大忙し
軽自動車検査協会 大阪主管事務所 高槻支所を視察
昨日、石川ひろたか参院議員、林啓二府議会議員と高槻市議会公明党議員団で、高槻市大塚町にある「軽自動車検査協会・高槻支所」を視察させていただきました。
こちらの検査場は、枚方大橋の西側、淀川堤防沿いにあり、私が住む地域の近くですが、はじめての訪問です。
まずは、会議室で検査協会の概要をお聞きしました。大阪主管事務所の沿革として、昭和47年10月に大阪主管事務所が設置され、翌年、軽自動車検査業務を開始、56年に寝屋川支所を開所し1コースの検査業務が開始されました。
平成3年3月に高槻市に移転、高槻支所として2コースの業務を開始、今日に至っているそうです。
管轄区分は大阪ナンバーの軽自動車、府下で、高槻、茨木、摂津、吹田、箕面、池田、豊中市から豊能郡と三島郡、さらに淀川を超えて、枚方、寝屋川、交野、四條畷、門真、守口、大東、東大阪、八尾市と18のまちを管轄されています。
高槻支所管轄人口は平成27年10月現在で3,717,003人、(ちなみに、管轄外で大阪市は、なにわナンバー、2,691,742人、それ以外は、和泉ナンバー、1,590,272人、大阪府の人口は8,838,908人)
我が家も軽自動車ですが、検査対象の軽乗用車・保有台数は、平成19年度が224,693台で28年度は307,879台で、約1・4倍と増加しているそうです。
高槻支所は、面積769・86平方キロメートル、駐車場や受付事務所、検査場の2コースの現状を見ても手狭な印象を受けました。持ち込まれる軽自動車は平成28年現在では62,930台(平成19年現在も64,657台)と相当多く、規定では3コースの業務量で58,800台以上とのことですので、この状況から見ても、繁忙期は相当、混雑しているようです。
検査場も視察させていただきました。クルマが順次、列に並び工程ごとの検査、次から次と今日も相当、忙しくされているようでした。ユーザー車検で来られてる方も多くいらっしゃるんでしょうね。
ちなみに工程は、入口から信号に従い、「排気ガステスタによる検査」「サイドスリップ・テスタによる検査」「ブレーキ・テスタによる検査」「スピード・メータ・テスタによる検査」「ヘッド・ライト・テスタによる検査」「下回り検査」「検査結果の記録」「総合判定」そして出口へ。他にも、「同一性の確認・外観検査」もあるようです。
高槻支所の課題は、狭隘な駐車場とコース入場までに時間を要すること、検査コースが2つしかないことのようです。増える軽自動車、待ち時間が少なく、スムーズに点検できる体制が必要ですね。
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軽自動車は経済性、実用性で多くの国民に幅広く利用され、平成28年3月には全自動車の約4割に当たる3,015万台まで普及しているそうです。(軽自動車検査協会の資料より)
公道で自動車を走らせるためには、その自動車が国の定める安全基準を満たしていることが必要。また、走行することで使用期間の経過等により構造・装置の劣化、磨耗があります。
自動車を安全で公害をもたらさない状態に維持するためには、自動車の使用者が自らの自動車の保守管理をきちんと行い、定期的な点検・整備を行うことが必要であり、これらは、使用者の社会的責務。
しかし、自動車1台1台の使われ方や、ドライバー1人1人の自動車への考え方がさまざまであることから、個々の自動車が保安基準に、適合することを確認するのが「自動車検査」であり、これを一般に「車検」(検査)と呼ばれています。これらは、「道路運送車両法」に規定されています。(軽自動車検査協会のホームページより)