大きな感動
消防救助訓練総見へ
昨日は、高槻市消防本部におきまして「消防救助訓練総見」が開催されました。来る7月20日に「第48回消防救助技術近畿地区指導会」が兵庫県広域防災センターで開催されるとのことで、出場をされる救助隊員の皆さまをはじめ関係各位に、市議会を代表してごあいさつを申し上げさせていただきました。
はじめに、今回の梅雨前線の停滞により、九州・西日本方面では、豪雨による被害で、大変な状況になっていることがニュース等で報じられており、心からお見舞いを申し上げる次第です。
そんな中、本市におきましても、前夜から翌日早朝にかけて、北部地域では土砂災害の恐れから避難所が開設され、濱田市長はじめ消防本部、関係各位にはご尽力をいただき、大きな事故もなく、今日の朝を迎えられましたことに、心より感謝を申し上げます。
さて、救助隊の皆さまには、平素より多岐にわたる災害現場において、市民の生命、身体、財産を守るため、迅速な救助活動に努めていただき改めて感謝申し上げます。
また、昨年発生いたしました大阪北部地震において、本市は多くの被害に見舞われました。消防職員の皆さま方におかれましては、当時不眠不休の中、迅速な災害対応をしていただき、安全安心の街として大変心強く、多大なる信頼と期待を寄せております。
市議会といたしましても、本年1月には災害時の行動マニュアルを策定し、今後発生が懸念されております南海トラフ巨大地震や複雑多様化する災害から市民の生命と財産を守るため、今後も引き続き、行政と連携しながら、安全で災害に強いまちづくりの推進に尽力して参ります。
第48回消防救助技術近畿地区指導会に、出場を果たされる救助隊員の皆さまは、日頃の訓練成果を遺憾なく発揮され、優秀な結果を残されることをお祈りしております。
そして結びに、ご臨席の皆さま方のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ開会のあいさつとさせていただきました。
訓練総見は、濱田市長の訓示、議長あいさつ、来賓紹介から訓練と続き、「ロールブリッジ救出(写真下段の右から2つ目)」「引揚救助(写真上段の左)」と救助隊の皆さまの力強さを感じました。
第46回消防救助技術近畿地区指導会での優勝タイムはロールブリッジ救出で45・28秒、 引揚救助では77・30秒とのこと。今日の訓練でも素晴らしいタイムが発表されていましたので、優勝を目指して頑張っていただきたいと思います。
印象的だったのは、消防長の講評の中で、救助隊員の皆さまは、G20や前夜の本市北部地域の避難所開設等での警戒態勢など、全力の消防業務を行いながら、完璧でない状況の中で、この日の訓練総見を迎えられたことを知り、全力で取り組まれる姿と、隊長の決意表明を聞かせていただき大きな感動をした次第です。