高槻市議会議員 吉田あきひろのごきんじょニュース

明日の 希望は ひとりの人を 思う心から

救命講習

いいね!!たかつき 視察・研修会 / 2015年10月25日

上級救命講習を修了・認定証を

20151025_081918000_iOS晴天。9時から17時、今日は高槻市消防本部で行われた「上級救命講習」に、二男と一緒に参加してきました。以前、「普通救命講習」を受講したことはあるのですが、今回は上級、できるかなと心配もありましたが、しかしこれは大事なことと決意し頑張ってきました~ヽ(・∀・)ノ (たかつきDAYSで講習会を知り申し込みました)

私たちは、いつ、どこで、突然のケガや病気におそわれるかわかりません。近くにいる人が救急車・119番することが共助の観点からも大切なことだと思います。しかし、救急車が到着するまでに、平均時間が8分(高槻市では6~7分と聞きました)とのことで、命を救う意味でも、それまでの間に私たちにもできることがあると改めて学ばせて頂きました。

「救命の連鎖」を教わりました。①心停止の予防、②早期認識と通報、③一次救命処置、④二次救命処置と心拍再開後の集中治療=病院等です。

この②と③が大切で、何もしなければ命が助かる可能性が時間ごとに低下していくとのこと(約10%の差異)、ここで大事なのが心肺蘇生、胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の活用です。

高槻市では特別救急隊の取り組みからも、社会復帰できる確率が高いと評価されていますが、私たち市民もしっかりと協力するとで、さらに向上します。資料からも一般的には救急隊が電気ショックを行った場合の社会復帰率は17.9%ですが、市民がAEDを使用することで38.2%まで向上しています。

今日の講習内容は救命処置に関することで、映像での講習と胸骨圧迫やAEDを使った講習(成人と乳児の人形)、さらに筆記テスト、実技テストがありました(少し不安でしたが…Σ(゚д゚lll))

心肺蘇生での胸骨圧迫とAEDの内容では(人形を使って)、グループに分かれての救命処置の講習です。

(1)反応の確認、「あっ、人が倒れてます」、「大丈夫ですか!?」、「反応がありません」

(2)大声で応援を呼ぶ、「誰か~助けて下さい!!」、「どうしました!!」、「あなたは、119番に通報して下さい!!」、「あなたは、入口にあるAEDを持ってきて下さい!!

(3)呼吸の確認、「呼吸がありません!!

(4)胸骨圧迫をします(成人は5cm、小児は胸の厚さの3分の1、1分間に100回、30回、早くなく遅くなく…)

(5)人工呼吸(2回、成人は鼻をつまんで漏れないように)、人工呼吸よりも胸骨圧迫が大事だとか。30回して2回。

(6)AEDの装着、「AEDを持ってきました!!」、「使い方はわかりますか!?」、「お願いします!!」、(電源を入れる、1枚づつ電極パッドを装着する、コネクタを接続、心電図の解析、電気ショックを行います)、「離れて下さい!!」、(スイッチON)

講習は短時間でしたが、本当は、(4)~(6)を救急車が来るまで繰り返します。

他にも、「気道異物の除去(成人・乳児)」、「止血法」、「搬送法」、「けがに対する応急手当」、「やけどに対する応急手当」、「熱中症」、「119番通報と救急車の呼び方」を学びました。ちなみに、例えば大塚町の淀川付近で119番すると枚方・寝屋川の消防につながるかもしれませんが、電話を切らず、通報を続けて下さいとありました。通信等の関係があるようですが、電話はつながったまま高槻市の消防に転送されるので安心して下さいとのことでした。なるほど…

《注意》
電気パッドは成人用と小児用がある機器や同じパッドを使用し小児用キーを差し込むタイプもあります。直接、身体に当てる必要があるので、衣服は声を掛けて取り除くとか、体毛の濃い人は予備のパッドで体毛を取るとか、また、湿布などをしててる人は剥がした上で表面を拭き取り、ペースメーカーをされている人には、その部位を外してパッドを貼ることが重要と、さらに、小児は成人と異り、胸と背中にパッドを貼り付け、胸骨圧迫も中指と薬指の二本で30回となっています。

《所感》
ここまで、できるだけリアルに書いてみました。また、他にも色々と学びました。でも、痛切に感じたことは、できればたくさんの方に講習を受けて頂きたいなと思いました。経験こそ力。人の命は尊いもの、しかし何が起こるかわかりません。そんな時にお互い助け合えることが大事ではないかと感じる今日の講習会でした。

最後に、すごくわかりやすく(楽しく)講習をしてくださった消防職員の方々に感謝申し上げ、また、日々、市民の生命と安全を守って頂ける全消防職員の皆様に心より御礼を申し上げます。これからも宜しくお願い致します。

ここまでお付き合いありがとうございました。