水道事業見学
一般質問に向けて水道事業施設の現状を視察
26日の一般質問(高槻市水道事業の危機管理体制について)に向けて、先日、高槻市水道部の施設見学をさせて頂きました。
改めまして、水道部職員の皆さん、お忙しい中、誠にありがとうございました。
まず、スタートは水道部庁舎からです。水道部のマスコットキャラクター「すいぞうくん」が出迎えてくれていたような・・・
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高槻の水道水は、淀川の水(大阪広域水道企業団)が70%、高槻の地下水が30%の割合で、各家庭等へ給水されています。
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庁舎内では、電子黒板を使っての部内会議やTV電話会議の様子を見せて頂きました。大冠浄水場とインターネットでつながっているので、TV電話会議ができるようになっています。ペーパーレスで会議が行なえたり、現地ではタブレットを使っての作業をされたり、紙の図面などを使う場面がなくなり、効率的に作業が進んでいるそうです。省エネですね。
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次に、大冠浄水場(ウォータープラザ)へ移動しました。1階・3階は市民の皆様にご覧頂くための展示ルーム、市内に設置してある配水管経路の模型や子ども達への水道クイズコーナー、現在、使用されている配管の模型、水道メーターの断面模型等が展示されています。さらに、集中管理室(2階)や検査室(3階)が設置してあり、おいしい水をチェックして各家庭に24時間の監視体制で給水されています。今後、品質についてはGLP(good laboratory practice:優良試験所規範)が大事な取組みになってくるそうです。
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1階にもどりました。給水大型モーターが稼動しています。ここから各家庭に給水されています。「生命の源」と感じました。
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十数メートルの地下水の汲み上げからエアレーション設備(トリクロロエチレンなど揮発性有機塩素化合物を除去する装置:高槻市水道部職員の開発:高度浄水処理施設の国庫補助第1号に採用=すごい!!)を経て、フィルターを通過しおいしい水が出来上がります。その場で飲ませて頂きましたが「おいしかったぁ!」ヽ(*´∀`)ノ
地下から汲み上げる設備(井戸ですね)
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エアレーション設備
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最終のフィルター工程
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おいしい水が出来上がります。
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外にはドーム型の貯留タンク(配水池)と応急給水口が設置されています。高い位置にあるのは給水車用とのことです。
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夜中、のどが渇いて目がさめ、台所で何気なしに水道の蛇口をひねりコップいっぱいのおいしい水を飲むことがあります。その背景には水をつくり、品質を確保し、私たちの家庭まで24時間監視しながら給水してくれる安全・安心の体制がありました。もし災害が起こったら、もし、断水したら・・・私たちにできる共助って何だろう?と考えさせられる一日でした。Σ(゚д゚lll)