Archive for 2019年 8月
7月29日(月)~30日(火)一泊二日で、青森県八戸市、十和田市に委員会視察に
行きました。
29日13:30~15:30八戸市
八戸市は、人口約23万人、平成29年1月1日中核市へ移行。日本有数の水揚げを
誇る水産都市であり、北日本随一の工業都市である。
視察目的は、中心市街地に建設した「ポータルミュージアムはっち」、「まちなか広場
マチニワ」、市立本屋「八戸ブックセンター」の現状視察です。
「ポータルミュージアムはっち」鉄筋コンクリート造、地上5階建、延床面積6,463㎡。
用地費:7億8524万円余、設計・工事費:33億5166万円余。
平成23年2月開館(東日本大震災1か月前)
平成24年3月 来館者100万人達成、平成30年8月来館者700万人達成。
歳入約2,582万円に対して、歳出約3億1,738万円、一般財源からの充当が毎年続いて
いるが、中心市街地へ足を運びたくなる環境づくりの拠点として機能している。
はっちと通りを挟んで向かい側に、「まちなか広場マチニワ」があり、ガラス屋根つき広場で、雨や雪などに左右されずに過ごせる多目的スペース。
マチニワの隣のビル1階には、八戸市立ブックセンターがあります。八戸に本好きを
増やし、本でまちを盛り上げるための、「本のまち八戸」の拠点です。民間の本屋では
出来ない選書、地元が生んだ作家コーナー等、ブックセンター主催の読書会なども開催
される。当然、本の購入もできます。
7月30日(火)9:30~11:40十和田市
平成17年に十和田湖町と合併し、新十和田市誕生。人口約6万2000人の都市。
新築の十和田市役所にて、商工観光課職員から「アーツ・トワダ」の説明を受け、その
後、現代美術館の見学を行った。
「アーツ・トワダ」とは、市役所等がある官庁街通りが、日本の道100選に選ばれた
シンボルロードであり、通り全体を美術館と見立てて、現代美術館、アート広場、
アートプログラムの3つの要素からなる、まちづくりプロジェクトの事。
2008年に現代美術館開館、初年度入館者17万人、年間入館者約14万人。
入館者の約70%が県外からの観光客、入館者の69%が女性である。入館者アンケート
によると、市内宿泊率54%、市内で食事をとる人は85%。
2018年度市町村魅力度ランキング61位(前年58位)
整備事業費の90%以上は、電源立地地域対策交付金を活用。
企画運営は、専門的な知識経験を持つ、指定管理者が事業全般を運営している。
平成24年(2012)以降、指定管理者による管理、市からの一般財源約1億1千万円。
用地費:3億9200万円、建築・アート作品制作費:20億3100万円。
2008年現代美術館開館以来、2018年4月で入館者150万人突破。
入館者の多くが、市内の奥入瀬渓流と十和田湖の観光に行くとアンケート回答あり。